2017.11.16 コラム

 

 

 

 

 

チェルノブイリ報告会を開きます

              文 ・ 志賀 泉

 

 

唐突ですがイベントの告知です。チェルノブイリの旅で僕が撮影・編集した映画の上映と、旅の同行者である大石芳野氏のスライド・トークを開催します。

 

「『チェルノブイリ』から『フクシマ』へ」
日時 11月30日(木)午後6時~8時
場所  文藝春秋ビル新館5F(千代田区紀尾井町3番23号)日本文藝家協会会議室
資料代 1500円 ワンドリンク付き
申し込み 日本文藝家協会(TEL03・3265・9657 FAX03・5213・5672)。または、脱原発社会をめざす文学者の会(FAXのみ046・801・1749)
第1部 「『チェルノブイリの祈り』を巡る旅」上映(撮影・編集 志賀泉)
第2部 「フクシマとチェルノブイリ」スライド・トーク(撮影・トーク 大石芳野)

 

大石芳野氏は長年にわたり世界の紛争地を取材し、土門拳賞も受賞した日本屈指のフォトジャーナリスト。チェルノブイリでもフクシマでも、人間一人ひとりに正面から向き合いシャッターを押してきた人です。「国は違っても同じ人間」であることを実感させてくれる内容になると思います。

 

さて、僕の映画ですが、タイトルにある『チェルノブイリの祈り』は2015年ノーベル文学賞を受賞したスベトラーナ・アレクシェービッチ氏の代表作。原発事故に関わった人々の証言集ですが、哲学的な深みのある本です。僕は自分の映像にこの本の言葉をちりばめ、「知る」のではなく「考える」映画にしました。とは言っても僕が作ったのですから、現地の人との交流を通じて心なごんだり、しんみりしたり、思わず笑っちゃったりと、楽しめる内容になっています。

 

平日の夕方じゃ行けないよという方、ご安心ください。西東京市での上映企画も着々進行中です(来年予定)。こちらは私の単独です。興味のある方は、ぜひ。

 

(小説家。福島県南相馬市出身。近著に『無情の神が舞い降りる』〈筑摩書房〉、代表作に『指の音楽』〈同、太宰治文学賞受賞作〉)