2018.02.05 グルメ

野菜の個性とおいしさ引き出す「くまの食堂」

<街で見つけた、気になるあの店>

西武新宿線「東村山駅」からほど近いところにある「くまの食堂」。2014年にオープンしたお店です。

 

メニューは、季節の野菜を中心に使った「くまの食堂のお昼ごはん」一品のみ。野菜のおかず約6種類と、汁物、ご飯で構成されており、肉・魚・卵・乳製品は使っていません。油も極力控えており、ごま油を香りづけに少量使う程度。その理由について、店主である平沼美春さんは次のように話します。

 

「以前、娘がアトピーに悩まされており、段々と強い薬を処方されるようになっていったのですが、それには抵抗がありました。セカンドオピニオンを受けたところ、医師から、野菜と玄米を中心にした『玄米菜食』を勧められたんです。それから、お鍋の中に数種類の野菜を重ねて、野菜を重ねて蒸し煮する『重ね煮』や、健康や美容にもいいとされる『ローフード』について学ぶようになりました」

 

「料理は苦手だった」という一人の女性が、家族の健康を願い、つくった料理。くまの食堂では、訪れた一人ひとりに対して、同じ思いで料理を提供しています。

 

 

 

「くまの食堂のお昼ごはん」(¥1,200=ミニデザート付き/¥1,000=ミニデザートなし)

季節の野菜によって、店主の平沼さんがインスピレーションでほぼ当日にメニューを決定する、おまかせ料理。調味料は無添加で、ほとんどの味付けは塩こうじ・しょうゆ・みその3つのみ。それにも関わらず、一つひとつのおかずの味わいが異なるのは、野菜の旨味を引き出す「重ね煮」だからこそ。野菜の持つ本来の味・香り・食感を楽しむことができます。

 

 

「ミニデザート(金時豆の煮汁寒天のみつ豆)」&「ミニデザート(ビーガンアイス)」

ミニデザートは、食事同様にその日のおまかせ。デザートにも白砂糖は使っておらず、メープルシロップやきび砂糖などの自然由来のものをセレクトしています。ビーガンアイスは、乳製品や卵を入れずに、アーモンドミルクとや絹豆腐、カシューナッツをベースに味をアレンジ。

 

 

取材の終わりに、「食の大切さや、野菜のおいしさを知ってもらえればうれしいです」と話した平沼さん。重ね煮料理やローフード、ヘルシースイーツなどを学べる料理教室も開いているので、気になった方は同店ホームページをご覧ください。

 

<店舗情報>

東京都東村山市本町2-14-17 C‐terrace 201(東村山駅から徒歩約4分)

090-7849-1861

11:00~14:00(日曜・祝日定休、不定休あり)

※料理がなくなり次第終了なので、HPから予約しておくと確実です

http://kumano-gohan.com

 

 

<編集者の一言>

料理が運ばれてきた時に、思わず「わぁ」と言ってしまいました。

 

思わず写真を撮りたくなってしまう、美しい盛り付け。そして、豊富なおかずの数々。女性を中心に人気なのも頷けます。そして、普段はコンビニやスーパーのご飯ばかりを食べている私から、男性にも「満足できます」と伝えたいです。

 

一つひとつの野菜の味・香り・食感を五感で感じる度に、「あ、この野菜ってこんなにおいしかったんだ」と思ったのです。味が濃いと香りが薄れてしまいますし、香りが強いと味が薄れてしまう。その絶妙なバランスの野菜料理を楽しむことができます。

 

具沢山の味噌汁や福豆の炊き込みご飯も美味しく、おかずの種類が豊富なため、ボリューム的にも満足できます。ミニデザートは「胃に負担を掛けない量」を意識しているとのことで、心地よい「腹八分目」の感覚を堪能することができました。

 

そうそう、子ども連れの方は個室を用意できるとのことですので、気兼ねなく食事できるのもママさんにはうれしいポイントかと! 電車に乗って、散歩がてら東村山まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

(文・石川裕二)