2018.03.09 子育て情報

駄菓子がつなぐ、大人と子どもの秘密基地

<子育て、ヨーイドン>

中村さんご夫妻

 

今回の「子育てヨーイ★ドン」は、子どもと一緒に楽しめる駄菓子店を紹介します!

 

西武柳沢駅北口の商店街にある「ヤギサワベース」は、2016年にオープンした駄菓子店。冊子や広告物などを制作しているデザイナー・中村晋也さんが店主を務めています。

 

編集者視点で考えると、「えっ、集中力を要するデザインの仕事をしながら子どもの接客をするのって、すごい大変なのでは……!?」と思ったのですが、「映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の主人公・茶川竜之介が小説を書きながら駄菓子店を営む様子に憧れた」と中村さん。しかし、オープンして一年ぐらいの間は、仕事の都合でお店を開けられないことがしばしばあったそう。

 

「……これじゃ、ダメだ」

 

中村さんが思い描いていたのは、自身が子ども時代に通っていた“駄菓子屋”。原風景とも言える“子どもの身近な存在でありたい”と、決意を改めます。

 

「妻が仕事を辞めて、お店を手伝ってくれることになったんです。感謝しています」

 

現在は、奥さんと二人三脚でお店に立つ日々。ヤギサワベースで特徴的なのは、店内の中央に置かれたテーブルです。子どもたちがコミュニケーションを取れるようにと、テーブルの上にはオセロや将棋などのアナログゲームがいくつも置かれています。

 

「店内では、携帯ゲーム機などの一人で遊ぶものは禁止。子どもの社交場を目指しています」

 

一方で、休日にはプラモデルの制作会やお絵かき大会など、大人と子どもが一緒に楽しめるさまざまなイベントを開催。「子どもが、親以外の大人から、いい意味で刺激を受ける場でもありたいんです」と、中村さん。

 

取材時は、成人した男性が訪れて駄菓子を袋いっぱいに買っていく姿も見られました。所狭しと並べられた駄菓子を見ていると「これ好きだったな」「ん、これは知らないぞ」と、新旧の駄菓子に心踊らされること必至です。

 

3月12日の「だがしの日」(「DAGASHIで世界を笑顔にする会」認定)にちなんで、明日10日にはプレイベントを開催。柳沢楽太郎一座による紙芝居や歌、つばめ玩具公式大会であるソフトグライダー選手権、アマチュア落語家による子ども寄席や似顔絵描きのほかにも、午後6時からは800円で駄菓子食べ放題で、参加者が酒とつまみを持ち寄る「駄菓子バル」も開かれます。なお、イベント参加者は無料で駄菓子のつかみ取りに参加可能。これは行くっきゃないですね……!!

 

 

まだまだ続きますよ! ここからは、ヤギサワベースの店内をレポート。童心に帰った石川が、編集という概念を忘れて、ひたすら写真を撮りました!! さらに、12日公開の記事では、ヤギサワベースで人気の駄菓子を紹介。店主の中村さんに、10品セレクトしていただきました。ご自身の幼少時代とのトレンドの違いをお楽しみください!

 

<お店レポート>

こちらが目印の看板。キュートです。

 

お店の窓には、ウルトラマンシリーズに登場する怪獣で、石川の大好きなレッドキングなどが飾られています。

 

同じくウルトラマンシリーズの怪獣・ツインテールやペスターなどを発見して、大興奮。我が家にも大きいサイズのがいます。

 

定休日やイベントなどのスケジュールも。

 

店内はこんな感じです。天国……!

 

目を引くのがこちらのイラスト。少年のマントを形づくっているのは、子どもたちが書いたさまざまな夢。ぜひ拡大して見てください。

 

 

棚にはおもちゃが飾られています(※売り物ではありません)。石川は、やはりバルタン星人、メトロン星人、エレキングなどのウルトラ怪獣に惹かれます。人気ゲーム『モンスターハンター』のモンスターなどもいて、新旧織り交ぜたバラエティ豊かなラインナップが魅力的です!

 

 

さあさあ、主役の駄菓子を見ていきましょう! こちらも拡大必須です。すもも、梅ジャム、パチパチパニック、きなこ棒、ソースせんべいなどは、石川が子どもの頃にもありました。最近、レトロな内装の駄菓子店がショッピングセンターなどに出店していますが、大人をターゲットにしているのか、ちょっとお値段が高めの印象。ヤギサワベースさんは、子ども第一で考えていることが伝わってくる値段設定ですね。

 

ココアシガレットの自動販売機風ディスプレイがかわいい!

 

1個だけ“超すっぱい”3個入りのガムは、当たると「すっぺぇぇぇぇ!!」と言いつつ、なんだかうレしかった思い出。

 

大事な100円を握りしめた幼少時代、10円のお菓子は一番バッター的な存在でした。

 

ブタメンは駄菓子界の高級品! おいしいんですよねぇ。

 

ジュースやアイスもあります。40円のメロンソーダは、自分が子どもの頃は30円だったように思います。友人の“のぐっちゃん”が4回連続当たりを出して、次の日の学校でクラスの一大ニュースとなりました。

 

 

ほかにもいろいろ。お店全体が宝石箱のようです。

 

 

 

おもちゃもあります。ふきあげパイプ、楽しいですよね。

 

マリオが無料で遊べちゃいます。石川はファミコンだと、くにおくんシリーズが好きでした。

 

漫画も読めちゃいますよ! ここは極楽浄土じゃ〜!

 

 

 

盛り上がること必至のアナログゲームもたくさん。こういうゲームを一緒にしたり、お菓子を一緒に食べることで、友人との距離が縮まり、仲が深まっていくんですよね。

 

お店レポートはこれでおしまい。12日の人気の駄菓子紹介もお楽しみに!!

 

(文・石川裕二)

 

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