2018.05.24 葬祭

増えている「火葬のみ」 その実態とは――

霊柩車を送り出す新井代表(右)。「火葬のみ」の場合も、行程はすべて謹んで心を込めて行っている。

地元の葬祭業社「むさしの」に聞いた

 

葬儀の主流が「家族葬」になって久しいが、昨今は「火葬のみ(直葬)」や「告別式のみ(1日葬)」を選ぶ人が増えている。

 

「簡素では罰当たりな……」と思いがちだが、昨今は事情が変わってきているという。この地域で“小さなお葬式”を得意にする「むさしの」(小金井市)の新井代表は「当社ヒアリングでは、ご葬儀の20%もが『火葬のみ』です。きちんとお別れができる工夫がされてきているので支持されているのでしょう」と解説する。

 

例えば同社の場合は、火葬場に向かう前に1時間ほど家族だけの時間を取るオプションサービスを用意している。

 

また、家族葬よりも規模を小さくした「告別式のみ」は、体力面、会葬の負担などから、むしろ好意的に受け入れられるケースもあるという。これまでの現場経験から、新井代表はこう説明する。

 

「例えば90歳超の方の場合などは、ご家族も会葬者もご高齢者が多く、通夜・告別式が肉体的にもきついのです。通夜がない『告別式のみ』は、今後は一般的なご葬儀になるかもしれません」

 

もちろん、「告別式のみ」「火葬のみ」は、金銭面の負担が小さい特徴もある。「むさしの」での費用目安は上表の通りだ。

 

「葬儀社の本音を言えば大規模なご葬儀がありがたい。でも、今は著名人も小さなご葬儀を選ぶ時代。ニーズに応えると、自然に『告別式のみ』『火葬のみ』が増えるのです」

 

と新井代表。事前相談などには気軽に応じているというので、気になる人は電話してみては。


<株式会社むさしの>(全国市民葬祭協会加盟)

フリーダイヤル0120・0983・31
小金井市貫井北町3の33の21の201