2018.09.18 イベント

[この町この人]「自分らしくピアノ演奏を」 人さし指一本で奏でる車いすのピアニスト 岩崎 花奈絵さん

演奏する岩崎花奈絵さん

 

早産で生まれ脳性まひによる障がいが残るも、6歳で始めたピアノを愛し、今年1月に初のソロアルバムを制作。海外での演奏も多く、ウィーン国際障害者ピアノフェスティバルでの特別聴衆賞など、幾つか受賞もある。

30日(日)には、通っている「どろんこ作業所」の40周年記念イベントで、ベートーベン「喜びの歌」などを披露する。

 

     ◇

 

ピアノは主に右手の人差し指1本で弾く。

演奏会などでは母との連弾スタイル。一音一音が丁寧に弾かれ、しっとりした音色が胸を打つ。

 

ピアノを始めたのは、先に習っていた4歳上の姉の影響。発表会の客席で「私も出たい」と母にねだった。  

 

四肢体幹機能に障がいがあり、姿勢を保つのが難しい。練習は1時間が限界だが、子どもの頃から演奏会に積極的に出演してきた。

 

14歳のときにはニューヨークで開催の「ピアノパラリンピック・デモンストレーションコンサート」に、16歳のときには「バンクーバー国際障害者ピアノフェスティバル」に出演し、このときは入賞も果たした。

 

以降、台湾に招待されたり、障がいのある仲間とつくる演奏グループ「音のりぼん」でアメリカやメキシコに出かけたり。演奏会は現在、年間約30本をこなしている。

 

今年1月には、ソロアルバム「一輪の花」(7曲収録)を制作。

タイトルには、3年間学んだ国立音楽院の指導者・池田公生さんが20歳の記念にと作ってくれた、いちばんのお気に入りの曲名を選んだ。

 

ちなみに、このCD制作は、池田さんが理事長を務めるNPO法人「夢のはな奏であい」の呼びかけで実現している。

 

演奏しながらいつも思うのは、「『できないことがあるから頑張らなきゃ』ではなく、自分は自分らしくやろう」ということ。

思うように動くことができない体でも、できることがあるのだと伝えたい。 

 

「演奏がどうこうではなく、私の姿を見て、病気や障がいのある人が少しでも元気になればうれしいです」  

 

いわさき・かなえ   1993年生まれ、練馬区在住。約3年前から西東京市東伏見の「どろんこ作業所」に週4日ほど通っている。CDはほかに、仲間と共に制作した作品が2作ある。受賞歴にJASRAC音楽文化賞など。演奏はユーチューブでも公開(https://youtu.be/kkEpLRE2Kr0)。 

 

◇  アルバム「一輪の花」は1080円。全国CD取扱店、ネットショップなどで購入できる。

 

 

■どろんこ作業所 40周年記念イベント

 

「どろんこ作業所」では、30日(日)午後1時から4時15分まで、西東京市コール田無で、40周年を記念した「感謝のつどい」を開く。

 

岩崎さんんも出演するミニコンサートのほか、武蔵野大学社会福祉学科准教授の高田明子さんによる記念講演「地域で生活すること・働くこと」などがある。

 

入場料500円(介助者無料)、先着180人。

詳しくは同作業所 042・461・8364 へ。

 

※編集部注:岩崎さんの「崎」は、正しくは山偏に「立」「可」です。

 

 

【リンク】岩崎花奈絵さんFacebook

 

【リンク】岩崎花奈絵さん演奏の動画 youtube「一輪の花」  (※上記本文中のリンクと同じ)

 

【リンク】どろんこ作業所

 

【リンク】NPO法人夢のはな奏であい

 

 


 

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