2018.11.20 イベント

手作りフェスタが人気〜女性起業家やハンドメイド作家が集まるイベント、地元で多数開催

 

近年、市民発の“お祭り的イベント”が各地で開かれている。地域住民が企画・運営し、ハンドメイド雑貨・飲食などを出店するという、いわば“手作りのフェスタ”。その、地域のイベントの新しい潮流を追ってみた。

 

 □ □ □

 

■女性限定で初開催

 

「集まることで、それぞれの顧客を他の出店者とシェアできる。告知も協力し合えるので、より多くの方に知ってもらえるメリットもあります」

 

そう話すのは、29日(木)に「リップル西東京」で開かれる美容系イベント「ヒーリングヴィラ」の主催者の一人・吉田満恵さん。「ヒーリングヴィラ」は、「美容」にこだわり、女性客だけを対象にするというユニークなイベントだ。

 

 

女性客限定というユニークな「ヒーリングヴィラ」。画像はホームページより

 

 

西東京市内でよもぎ蒸しのサロンを経営する吉田さんは、これまではほかのイベントに出店する側。ところが、そこで知り合った美容業の女性経営者と意気投合し、「美容や癒やしに特化したイベントは見当たらない。それなら2人で立ち上げよう」と企画を練り上げた。

 

「来場する方も、一度にいろいろなお店が見られる楽しみがあるはず。当日は、日常から離れて、別荘に来た気分で楽しんでいただきたいです」

 

 

■ がす資料館で2週間

 

小平市では、2人の女性が2017年に立ち上げたイベントが初回に4000人超の来場を記録した。ハンドメイド雑貨を中心に、飲食・美容・ステージなどのブースが集まった「みんなデパート」(略「みんデパ」)だ。その3回目が、12月1日(土)から14日(金)まで、同市の「GAS MUSEUM がす資料館」で開かれる。約50に及ぶ多種多様な店が日替わり出店の予定だ。

 

大勢の来場者で賑わった「みんデパ」2回目の様子

 

みんデパを主催するのは、地元で活動するハンドメイド作家の展示即売イベントなどをそれぞれ開いてきた、川里富美さん(小平市在住)と森楓さん(東久留米市在住)。

 


「知り合ったのは3年前。2人とも500人規模のイベントを開いてきたので、力を合わせればもっと大きいことができると思いました」と森さんは話す。

 


今回は小平市と東久留米市が後援として名を連ねるが、当初は苦労続きだった。第1回の企画段階では、会場の小平市東部公園の使用許可がなかなか下りなかったりも。主婦たちによる企画ということで信頼を得るまでに時間が掛かったが、二人がそれまで地道に行ってきた作家の支援活動などが認められた。

 


「地元にもかわいい雑貨はある。吉祥寺まで行かなくても、小平にあるよって伝えたい。町が地域の人で賑わっているのが理想です」と川里さん。

 

「みんデパ」を主催する川里富美さん(右)と森楓さん

 

 

 

■清瀬は自治体が支援

 

近年、ハンドメイド雑貨は「一点もの」「人とは違うものを身に着けられる」として人気を博している。インターネットの普及によって、作家個人での販売が容易になったのも理由の一つだ。

 

また、企業主催による大規模なハンドメイド即売会が東京ビッグサイトやパシフィコ横浜などでも複数開かれている。

 

そうしたなか、自治体がイベントを主催し、出店者をサポートするケースもある。西東京市では、女性の起業を支援する「ハンサム・ママ」事業を実施。さる10月には4回目のフェスタを開いたばかりだ。

 

また、清瀬市では、フード・ファッション・リラクセーションをテーマに28店が出店する「キヨセ de フェスタ」を23日(金、祝)に開く。

 

こうした、住民による販売やサービス提供を軸にしたイベントは、地域活性化の新しい潮流といえそうだ。

 

 

   □   □

 

 

◆「キヨセ de フェスタ」=23日(金・祝)午前11時~午後4時、清瀬市男女共同参画センター「アイレック」で。問い合わせは同センター042・495・7002  へ。

【リンク】キヨセdeフェスタ


◆「ヒーリングヴィラ~癒しの別荘へようこそ」=29日(木)午前10時30分~午後2時30分、リップル西東京(田無駅から徒歩約2分)で。問い合わせは同会(healing.villa2018@gmail.com)へ。

【リンク】ヒーリングヴィラ


◆「みんなデパート~ハッピーノエルコレクション」=12月1日(土)~14日(金)午前10時~午後3時まで(月曜休み)、ガスミュージアム(小平市大沼町4の31の25)で。問い合わせは同館 042・342・1715  へ。

【リンク】みんなデパート

 

(取材・石川裕二)