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タウン通信は北多摩エリア(西東京市・東久留米市・小平市東部・新座市一部)、所沢エリアで発行している地域情報紙です。


所沢〜西東京の地域情報を発信

元気振りまく“ラッキーパンダ”

「日常の幸せに“気付き”与える」

所沢市内に伝わるラッキーパンダの伝説。いわく、「そのパンダを見た者には幸せが訪れる」。そんなラッキーパンダの話題を探るべく、現場へ調査に向かった。  

航空公園周辺に高頻度で出没するという情報を聞き、同駅東口を出てしばらく辺りを歩いていると、遠くからでも分かる白黒で少し細身のパンダを発見。その姿は意外と街に溶け込んでいる。無事ラッキーパンダに出会えた記者はインタビューを試みた……が、パンダはしゃべれない。記者はその場を諦め、そっと立ち去った。  

インタビューに失敗した記者は、作戦を変更し、ラッキーパンダの生みの親である市内在住の漫画家、双団平(そうだんべい)さんに話を聞くことに成功した。双さんによると、ラッキーパンダが誕生したのは今から11年前の2000年。当時の所沢はダイオキシン問題や、複数の事件が立て続けに起こるなど、暗い話題が多かった。そこで、双さんは所沢に笑顔と元気を取り戻せないかと考え、市内にパンダを送り出したのが始まり。  

なぜパンダなのか。双さんは「白黒の生物はあまり多くないですし、パンダだと一目で分かります。威圧感を与えずみんな怖がらないんですよ」と話す。何よりパンダ好きの人が多く、見た瞬間とても喜んでくれる。  

最初は不審者に間違われることも多かったが、次第に存在が認知された。「ラッキーパンダ」の呼び名は、そのころ小学校などで子どもたちが「今日パンダに出会えた。ラッキー」と言っていたのが広がり、自然に普及したものだ。  

だが、双さんはラッキーパンダの伝説についてこうも話す。「日々の生活の中にいつも小さな幸せはあります。ラッキーパンダを見つけると幸せが訪れるというよりも、出会ったことで、幸せを見つけようとして自分と真剣に向き合うようになる。だから日々に転がっている小さな幸せに気づくのだと思います」  沈滞した時代を元気にする目的で誕生したラッキーパンダには、震災などで沈滞する現在、改めて注目が集まっている。今年発売された「ラッキーパンダうどん」は、市内にある製造元の去O上製麺が4月に開催した「東日本大震災チャリティーイベント 釜揚げうどん大会」用に開発された商品。イベントでは売り上げの一部が義援金として寄付された。品質自体も素材にこだわった粉を使用しており、現在ではお土産や合格祈願の贈り物などとして人気が高い同商品。「今後さらに認知度を高め、所沢の名物になれば、地域に貢献できる」(双さん)との思いもある。  

また、噂では、26日には西新井保育園(西新井町6の9)のイベントに、12月4日には所沢シティマラソンに出没するというが……。  

なお、ラッキーパンダうどんの問い合わせはシャディ・ぎふとるうむ山畑(TEL:04・2925・0104)へ。

(取材記者:堀部晨)

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