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タウン通信は北多摩エリア(西東京市・東久留米市・小平市東部・新座市一部)、所沢エリアで発行している地域情報紙です。


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ルポ―熱気あふれた初の政策討論会


まさか!の傍聴150人 熱気あふれた初の所沢市議会政策討論会

 まさか!――と言っては失礼ながら、さる4日に初めて開かれた所沢市議会・政策討論会に、予想を大きく上回る約150人が傍聴に訪れた。熱気あふれた同討論会の模様を紙上レポートする。

 「取材でお邪魔したいのですが、記者席はありますか?」
 「傍聴席は80席用意しますが、いっぱいになることはないでしょうし、ご自由に見ていってください」

 ――議会事務局と電話でそんなやり取りをしたのは1月末。「では、のんびり見学を」と、土曜日でもあり、普段着で出かけたところ、エレベーターに乗るなり、ぎゅうぎゅう詰め。市役所3階で降り、会場となった全員協議会室に向かうと、開場10分前にしてすでに満席!

 「あの…、報道で来たんですが…」
 付近の職員に声をかけたところ、「席いっぱいで〜す! 写真はご自由に!」の高揚した声。ムムム、話が随分違うぞ。

 後方で立ち見を決め込み、場所をゲット。全体が見渡せ、位置取りは我ながら悪くな「。(というか、そこしかなかったのだけど)。

 その後も続々と入室してくる市民の姿に、議員の面々も興奮ぎみ。「全体、もっと前に詰めてくださ〜い」の声で、着席の市民がズーッと前方移動。後方に、イスの列が3列分(約30席)追加される。

 後ろから見ると、傍聴者は中高年男性が圧倒的多数。ぽつぽつ見受けられる女性も中高年者ばかりで、見た限り、小さな子ども連れは一組だけ。

 定刻の午後2時に開会。この日の協議には参加しない市議会議長の中村太議員があいさつし、政策討論会は2009年制定の「議会基本条例」にそって開会されるものと解説。事前に議会事務局から聞いた話では、同条例で定めた項目のうち、これまでは議員と市民が自由に意見交換する「議会報告会」を優先してきたとのことで、各所で8回開くなど実績を残してきたことから、次の取り組みに着手することになったという。ちなみに、政策討論会は、同条例13条において「議会は、共通認識を醸成するため、積極的に政策討論会を行うものとする」とうたわれている。

 この日のテーマは所沢市の活性化についてと、ブランド化について。座長を桑畠健也議員が務め、ほかの参加議員11人の意見を束ねた。議論では、最初にボードに「活性化とはどういう状態?」などへの自分の考えを明記し、それぞれ解説するような格好でスタート。「大型デパートを誘致するなどして外部の力を借りながら、地域経済を発展させていくべき」という意見に「地域の中にはさまざまな潜在的な力がある。それらを発見して、まちおこしにつなげるほうがよい」などと議論が白熱する場面もあった。

 一人のトーク時間は3分までというルール設定もあり、進行はスムーズだったが、ブランド化についての議論は少々散漫に。地域をブランド化することの方向性に議員間で大きな違いがあることが鮮明になった。

 「大変多くの方に来ていただき、うれしく、手応えを感じました。議員間の方向性の違いが見えてきたのが成果。これまでは同じ言葉をそれぞれ違う意味で使っていた可能性があるわけで、こうした確認を経て、次の段階へ進めます。所沢市議会にとって大きな一歩となったと思っています」と感想を口にするのは座長を務めた桑畠議員。

 傍聴者が多いほど議員も気を引き締めるはずで、この相乗効果が続けばと願わずにいられない。
 なお、次回の開催は現段階では未定。


(取材記者:谷隆一)



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