さる5月31日、東久留米市中央図書館で「図書館フェス2015 ひとハコ図書館」が行われました。
このイベントは同館が主催したもので、同地域の地域活動に関わる市民団体や出版関係者ほか幅広いジャンルの参加者が約15のブースを作り、「こんな図書館いいな」をテーマに小さい図書館を展示しました。
種類は“漫画”のみを扱ったものや、“視覚・聴覚がい害者”に向けた図書館など、実にさまざま。一般の参加者はそれらを自由に見てまわり、それぞれの“館長”にコンセプトや意図を質問するなどしました。
図書館は地域コミュニティの場でもある
講演では、著書に『だから図書館めぐりはやめられない』がある元塩尻市立図書館長の内野安彦さんが登壇し、「新しい図書館のはじめ方」をテーマに図書館の可能性について語りました。
内野さんは講演の中で「図書館は『ただで本を借りられる場所』ではなく、地域づくりや住民同士のコミュニケーションを図り、助け合いの場を作る役割もある」などと話し、塩尻市立図書館では同地の名産であるワインの展示を行っていることなどを説明しました。