「ステイホーム」で何か変わった? 市民団体「みんなの西東京」がZoomで語り合い

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で、市民活動にも大きな影響が出ているなか、誰にとっても暮しやすい町をつくろうと活動する市民団体「みんなの西東京」が、4月29日、ネット会議を開き、今後の活動についての確認や、「ステイホーム」の状況の中でのコミュニケーションの在り方などを話し合いました。

「会議」は、オンラインミーティーングツールのZoomを利用し、西東京市のメンバーだけでなく、石川県やアメリカ在住者など約20人が参加して、2時間にわたって行われました。

まずはその様子をご覧ください。雰囲気を感じていただけるはずです。

動画(28秒)

 

NPO等企画提案事業の確認

「会議」は、初参加のメンバーもいたことから、今年度の活動目標について確認するところから始まりました。

「みんなの西東京」が提案する「障がいのある人もない人も、ともに暮らせるまちづくり~自閉症・発達障がい 啓発プロジェクト」は、2020年度の西東京市NPO等企画提案事業に採択されています。

同事業では、啓発ポスターの制作や映画上映などを企画しており、その内容がメンバー間で共有されました。

 

公民館のワークショップと同じように進行

続いて、分科会を行える機能を使い、会議参加者を3〜5人の班に分割。「ステイホームによってコミュニケーションが変わったか?」などをテーマに、参加者たちが意見を述べ合い、その後には、全体会に戻って、各班からの報告がされました。

その様子は、実際のワークショップなどで行われるものと、なんら変わりないものでした。

 

ステイホームで……

各班からの報告では、

◎ネット会議では顔を見て話せる安心感がある

◎家族で過ごす時間が増えた

◎外出機会が極端に減り、健康面で良くない

◎通販などを利用するが、今は企業のコールセンターにつながりにくい状況があり、便利さと不便さの両面がある

◎学校などが運営されていないため、本当に困っている子どもがどうしているのか見えない

などが指摘されていました。

 

「初めてだったけど、またやりたい」

「会議」をオンラインミーティーングで実施したことについては、

◎初めてだったけど、これは便利と思った。またやりたい

◎さまざまな職業、立場の人とじっくり話せた

◎アメリカ在住の方からリアルタイムの現地の話を聞けるなど、貴重な経験となった

などの感想が寄せられていました。

 

活動自体は、不確定なことも多く……

ただ、このようにメンバー間の情報共有と親睦を図った同会ですが、今年度の目標で掲げる事業については、市との連携が取れず、宙に浮いた状態となっています。

西東京市では7月末までの公共施設等の休館を決めており、予算がつくNPO等企画提案事業についても先行きの見えない状況となっています。

同会では「会議」の最後に、「予定通りに進められるか分からないが、いまやれることをやっていきましょう」と確認し合っていました。

みんなの西東京(Facebook)

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