難病と闘う坂井田真実子さん、YouTube番組に出演
西東京市在住のソプラノ歌手で、難病を患いながらも表現活動を続けている坂井田真実子さんが、5月30日(土)にオンラインで開催される「トーク&ミニリサイタル―希少・難治性疾患を乗り越えて」で、体験を話すと同時に、その美声を披露します。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
イタリアやウィーンに留学して声楽を学んだ坂井田さんは、ソレイユ音楽コンクール2位及び優秀賞、イタリア・セギッツィ国際ソリストコンクール聴衆賞受賞などの実績があります。国内では二期会に所属し、舞台活動を行ってきましたが、2016年に突然、指定難病である視神経脊髄炎(NMOSD)を発症し、一時は下半身不随の状態になりました。医師からは「一生、車いすで過ごすことになる」と宣告されたといいます。
しかし、懸命なリハビリによって回復し、現在では、神経疼痛や疲労感などの後遺症に苦しみながらも、表現活動を続けています。そうしたことから坂井田さんの歌声は「奇跡のソプラノ」とも評されています。
当日は、そうした闘病体験などを話す予定です。
RDD関連イベントとして開催
このイベントは、RDD Tokyo 協賛セッションとして開かれるものです。
RDDは、世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day)のことで、希少難病への理解などを求めて2008年にスウェーデンで活動が始まっています。
日本では2010年から実施され、毎年2月末日に啓発イベントなどが開かれています。
今回のイベントも、もともとは今年2月に予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響により一旦中止となり、今回、オンラインで開催することになったものです。
放送はYouTubeの以下アドレスで行われます(https://m.youtube.com/c/RDDJapan)。
時間は午後4時20分から5時10分まで(進行次第で多少ずれることがあります)。
なお、後日、動画公開も予定されているとのことです。
[イベント]
◎5月30日(土)
◎午後4時30分~5時10分
◎動画サイト https://m.youtube.com/c/RDDJapan
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
[関連ウェブサイト]
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