西東京市の見どころ10選 

2020年9月23日

定番企画ですが、西東京市の見どころをピックアップ。

地域紙を作って10年以上の「タウン通信」が、市民目線も意識しつつ、「他所からわざわざ西東京市に来るとするなら……」の視点で選んでみました!

 

世界に誇れるプラネタリウムもある 「多摩六都科学館」

まっさきに挙げたいのは、多摩六都科学館です。

西東京市・小平市・東久留米市・東村山市・清瀬市の北多摩5市で運営する科学館で、特に、直径27・5メートルのプラネタリウムドーム(愛称:サイエンスエッグ)は、世界第4位の大きさとして知られます。

規模だけでなく、投影の能力も高く、2012年のリニューアルで導入された新機器は、肉眼では捉えられない星をも映す能力があり、ギネス世界記録に「世界で最も先進的」と認定されています。

一方、常設の展示室は5つあります。「チャレンジ」「からだ」「しくみ」「自然」「地球」のそれぞれのエリアでは、体験型を中心にした展示物が多数です。
地域の科学館らしく、西東京市に本社があるシチズン時計や同市ゆかりの「相澤ロボット」、さらに武蔵野の自然・生き物、鉱石などの紹介などもされています。

館内には、カフェや休憩室も完備されており、休みながら一日をゆっくり過ごせます。館外の敷地も、木陰があり気持ちのよい空間です。

なお、同館は大型駐車場を完備していますが、休日などは満車になることがほとんどなので、混みそうな日は特に公共交通がお勧めです。近隣に有料駐車場はほとんどないので、ご注意を。

ひとつ、おまけ情報を。

西東京市の中央部にある「西東京いこいの森公園」の場所には、かつて、東京大学原子核研究所がありました。この研究所(および関連研究所)からは、小柴昌俊博士、益川敏英博士、梶田隆章博士といったノーベル賞受賞者が出ており、西東京市は「科学の町」ともいえそうです。

多摩六都科学館

体験型展示と“世界一”に認定されたプラネタリウム 多摩六都科学館は、5つの体験型展示と、世界最大級のプラネタリウム(及び大型映像)がある科学館です。 プラネタリウムは世界で最も多くの星を投影できるとし ...

 

パワースポットとして全国に知られる 「田無神社」

西東京市の名所、という視点では、「田無神社」は欠かせません。
田無の歴史とともにある神社ですが、最近は、パワースポットとしても有名です。
テレビ等で何度も取り上げられており、初詣の時季には、神社をぐるりと取り囲むほどの長い列が! ふだんでもカメラ片手に駅からやってくる人々の姿は珍しくありません。

田無神社はもともと谷戸で創建されており(田無第二中学校辺りといわれます)、青梅街道開削にともなって現在地に遷移してきたという歴史があります。
「谷戸」は水の湧くところ。すなわち「水」の神であり、自然の神。そのような背景から、田無神社では中国の五行思想に基づいた五龍神を祀っており、本殿に金龍神、東に青龍神、南に赤龍神、西に白龍神、北に黒龍神を祀っています。
通常は非公開の本殿を除き、それぞれ石像を拝むことができるので境内で探してみてください(本殿については、拝殿からご参拝ください)。

なお、田無神社では、龍神様から最初の楽をいただけるという「一楽満開」のお札を、新嘗祭の11月23日から節分の2月3日までの間、社務所にて授与しています。この間にご参拝の方は、求めてみると良いでしょう。

 (五龍神について:田無神社ホームページ http://tanashijinja.or.jp/houiyoke.html

 

関東最大級の環状集落 国史跡「下野谷遺跡」

東伏見駅の南方に広がる下野谷遺跡は、関東では最大規模を持つという縄文時代の遺跡で、国史跡に指定されています。

東伏見駅から南へと直進し、早稲田大学の運動部(サッカー部、馬術部、野球部等々)のグラウンドを脇に見ながら石神井川を越えると、急坂の上に下野谷遺跡が広がります。

……といっても、古代を思わせる特別な風景があるわけではありませんのでご注意を。下野谷遺跡公園があり、約3000平方メートルの野原が広がるものの、竪穴住居の骨格復元と案内板がわずかにある程度で、出土品が見られるわけでもなく、特別な場所には思えないようなところです。

遺跡をより知ってもらうための場づくりが懸案事項となっていますが、現状では、出土品などは西東京市郷土資料室で公開されています。こちらは、同市西原町にあり、遺跡公園からはちょっと行きにくい場所。両方を合わせて訪ねるなら、一日がかりの予定を立てたほうが無難です(車で移動できる場合は移動の負担は少ないですが、遺跡公園には駐車場はありません)。

なお、西東京市ではVR(バーチャル・リアリティー)コンテンツを複数公開しており、下野谷遺跡公園で、縄文時代の風景を疑似体験できます。出掛ける際は、ぜひ事前のアプリダウンロードなどご準備をお忘れなく。(詳細はこちら

 

駅10分の場に広がる大自然 「旧東大農場・演習林」

近場で自然に触れたいとお望みなら、田無駅から徒歩10分強で行ける旧東大農場東大演習林がお勧めです。

どちらも東京大学大学院農学生命科学研究科の関連施設で、正式名称はなかなか長たらしいものですが、ここでは割愛(リンク)。地元で親しまれる愛称で、旧東大農場、東大演習林とご紹介します。

旧東大農場のほうは、広々した風景が広がります。正門からの桜並木は春の花見名所の一つ。また、園内のハス見本園は200種類以上のハスが咲き、例年6月頃に一般公開されます。ここにしかないハスもあり、例年、植物好きや写真愛好家などでにぎわいます。

旧東大農場内には、東大が用いてきた農具などを展示する農場博物館もありますが、こちらは、ただいまキャンパス整備中のため公開中止。キャンパス整備は2023年3月頃に完工予定です。

園内の見学は火曜から金曜の午前9時から午後4時30分まで、自由に行えます(祝日、年末年始等除く)。詳しくは公式ホームページの案内参照を(こちら)。

旧東大農場

 

木々の中を歩くなら演習林

一方、樹林を歩きたいという方なら、隣接の演習林がうってつけです。
こちらは、9ヘクタールにわたって、アカマツ、コナラ、クヌギといった武蔵野らしい樹木のほか、外国産のマツやスギなどの見本林や、メタセコイアやシラカシなどの試験林が広がっています。樹林の中には過去に何度もオオタカの姿も確認されており、豊かな生態系が保持されています。
奥多摩や秩父へのハイキングもいいですが、ここは意外な穴場ですよ。

なお、見学は月曜から金曜までの午前9時から午後4時30分まで、自由に行えます(祝日、年末年始等は除く)。詳しくは公式ホームページの案内参照を(こちら

※現在、新型コロナウイルスの影響で、見学を中止しています

 

樹林再生で美しい「武蔵野の森」がある 「西原自然公園」

自然散策の続きでもう一つご紹介したいのが、西原自然公園です。こちらは、自然保護活動や協働に関心を寄せる人の間では、割と有名な公園です。もしかしたら、市内よりも市外のほうが知られているかもしれません。

では、なぜ有名なのか?

それは、20年をかけて公園の樹林をよみがえらせたことにあります。

20年前、この公園は近隣では「危ない」と恐れられた場所だったといいます。樹木は伸び放題。公園内はうっそうとし、夕暮れ時などは、怖くて入れないような雰囲気でした。

そこで立ち上がったのが、地域の市民たち。武蔵野の樹林は本来人の手で定期的に伐採・更新されてきたことから、「何十年も放っておいてはいけない。樹林を更新させよう」と長期計画を立て、市と協力して、毎年少しずつ木々を植え替えてきました。

そうして公園全部の木々が更新された今は、見違えるように整備された、気持ちの良い散策路になっています。

市民団体「西原自然公園を育成する会」の代表・池田干城さんは「国木田独歩が『武蔵野』で美しいと言った武蔵野の林というのは、きっとこんな感じの明るい林だったと思う」と話します。

すぐ近くに西東京市郷土資料室もあるので、合わせて訪ねてみると良いかもしれません。

 

かつての豪農の住まいを残す 「下保谷四丁目特別緑地保存地区(旧高橋邸)」

自然保全と市民——というつながりでは、保谷駅北口から徒歩4分ほどにある「下保谷四丁目特別緑地保存地区」も注目です。

ここは武蔵野の豪農の暮らしぶりが残る「お屋敷」で、敷地内にはいわゆる屋敷林や竹林があります。
かつてのこの地域では、強風を防いだり、燃料、肥料などにするために、屋敷林が生活に不可欠なものでした。都市化の中で屋敷林がどんどん減っていくなか、この屋敷は、「緑保全に貴重」として、西東京市に買い取られ、今に至ります。現在、その日常的な管理は市民団体「高橋家屋敷林保存会」が行っています。

お屋敷は、折々、イベントなどで開放していますが、ふだんは非公開となっています。ただし、敷地の一部に作られている「野草園」は、金曜日午前中に公開されています。誰でも自由に入れます。

野草園の見頃は6月頃だそう。水芭蕉なども咲くそうです。

同所については、別記事にて動画もご紹介しているのでご参照ください。


(記事はこちら

 

150種のバラが咲き誇る「保谷町ローズガーデン」、2つの「ハーブ園」

花が好きな人に特にオススメしたいのは、保谷町の住宅街にある「保谷町ローズガーデン」と、西東京いこいの森公園などになる2つのハーブガーデンです。

どちらもNPO法人「西東京花の会」が市と協働で管理しているもので、特にローズガーデンは、150種以上のバラが一斉に見頃を迎えるバラ園として、愛好家の間では有名です。地元の人でないと分かりにくいロケーションにもかかわらず、電車を乗り継いで見に来る人も少なくありません。

280平方メートルほどの小さな公園に所狭しと多種のバラが咲くため、最盛期にははっとするような光景を見せてくれます。見頃の季節に動画撮影したので、雰囲気を感じてみてください。

ハーブガーデンのほうは、西東京いこいの森公園と、同公園そばの2カ所があり、それぞれ、ハーブの種類を変えているのが特徴です。いこいの森公園のほうでは見栄えのするものを、もう1カ所では実用的なハーブを主に植えています。

 

地域のランドマーク「田無タワー」とアニメ

ところで、西東京市で忘れてならないシンボルがあります。通称・田無タワー、正式名称はスカイタワー西東京です。

新青梅街道を車で走る人なら必ず気になるであろうこのタワー。電波の中継塔として1989年に建てられたものですが、地元では、翌朝の天気予報をしてくれる塔としても知られています。

夕刻になると灯るタワー最上部の照明。この色は、紫=晴れ、緑=曇り、水色=雨、と、翌日午前中の天気予報を表しています。

 

というわけで、地元では誰もが何となく夜になると見上げてしまう田無タワーですが、このタワーが実は全国の人々にも親しまれています。理由は、アニメ「あたしンち」。そして「ケロロ軍曹」です。これらの作品に出てくるタワーは、田無タワーがモデルとされています。

そんな田無タワーですが、実用的なタワーであり、貸しスペースなどはあるものの、特に見学できるポイントがあるわけではありません。

アニメファンで、「本物の田無タワーをどうしても見たくて西東京市まで出掛けてきた」―—という方が(もしも)いらっしゃるなら、アニメ関係で西東京市の見どころを一つご紹介。

先述した田無神社に田無駅から向かう途中には、ドラえもんやクレヨンしんちゃんのアニメ制作で知られる「シンエイ動画」があります。会社自体は立ち入り禁止ですが(まあ、当然です)、青梅街道に面した1階に、ドラえもんやのび太たちのモニュメントが飾られています。

こちらは、特に子どもたちに人気の写真撮影スポット。「早く行くよー!」「もう終わりにしてー!」のママたちの声がよく響くエリアでもあります。もしお子さん連れで西東京市に来るなら、ここもお立ち寄りポイントの一つです。(記事はこちら

 

シーズンには手軽な果樹狩りが人気 「保谷梨」など

季節限定の見どころになりますが、夏〜秋に出掛けるなら、果樹狩りも西東京市の人気スポットです。

ブドウ、ブルーベリー、キウイなどさまざまありますが、特に注目したいのはナシ。「保谷梨」として親しまれ、果実狩りのほか、路上販売も各所で行われています。

生産者組合の案内によると、木に成ったまま完熟させるという「木成り完熟」という栽培方法を用いており、「ほどよい甘みとジューシーな果肉、爽やかな食感を持ち合わせた梨」に育つのだとか。

果樹園は生産者のホームページで紹介されています(リンク)。

 

氷上スポーツに親しめる貴重な場所 「アイスアリーナ」

西東京市の施設で長く愛されている場所といえば、東伏見駅前のダイドードリンコアイスアリーナも忘れてはいけないスポットです。

貸し靴などが完備され、スケート滑走を気軽にできるほか、シーズンには、フィギュアスケート(ショーなど)やアイスホッケーの試合などが公開されます。

アイスホッケーにおいては、かつては「SEIBUプリンスラビッツ」の本拠地として地元の人々の集いの場にもなっていましたが、同部は2009年に廃部。以降、アジアリーグの試合開催は減少しましたが、今も学生の大会は行われており、首都圏で氷上スポーツを愛する人たちにとって貴重な場所になっています。

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