池澤隆史市長が初登庁 抱負述べると共にビラの説明も

2021年2月18日

西東京市長に新たに就任した池澤隆史市長が、2月18日(木)、初登庁しました。

春めいた快晴の空の下、午前10時に池澤市長が市庁舎前に姿を現すと、待ち構えていた市職員たちから出迎えの拍手が起こりました。

その中を池澤市長は、花束を受け取り、ゆっくりと「セレモニー」会場となる2階玄関口へ。

マイクを手に取り、抱負として、「(自身の)39年の行政経験を生かして、西東京市のまちづくりの発展に全力で取り組んでいく覚悟」などと語りました。

その挨拶を、ノーカットで掲載しています。ご興味ある方は、以下の動画でご確認ください。

なお、この動画の後半は、以下に記述する「記者会見」の様子となっています。

動画(13分15秒)


 

「市民を二分した選挙だったが、20万市民の声を聞いていく」

セレモニー終了後、3階に場所を移し、市長として初となる記者会見を開きました。

その冒頭で、接戦となった選挙を振り返り、「市民の思いを大きく2つに分けるような結果となりましたが、私としては、20万6000人の市民の声を聞き、市政運営に邁進していく所存」と挨拶。

その後、記者からの質問を受け、以下のようなやり取りがありました。
(上述の通り、記者会見の様子は、上の動画の後半に収録しています)

市長として初の記者会見で語る池澤隆史市長

 

庁舎統合について

――庁舎統合について改めてお聞かせください。

「『コロナ』によって財政状況が不安定である一方、国全体でデジタル化が進んでいます。2016年に庁舎統合方針を策定していますが、このままで良いのかという疑問が生じており、それは市長選挙でも明言してきました。

私としては、まずは田無庁舎がどの程度使えるのかを客観的な基準で判断したい。それと同時に、庁舎統合方針を見直したいと思っています。

デジタル化が進む今後は、それほど大きな庁舎は必要でなくなるかもしれない。その辺も踏まえながら、庁舎の位置を考えたい。

公共施設というのは、市民がいちばん利用する施設に財源を配分するべきと考えています。その点では、庁舎はいちばん後回しでも良いと思っています。

できるだけ効率的に統合できることを考えて、統合方針の見直しを図りたいと思っています」

 

「子どもど真ん中」

――最初に取り組みたいことは何でしょうか。

「『二十歳の町・西東京』を考えるときに、『次世代を担う子どもたちのために』を政策の柱に、『子どもがど真ん中のまちづくり』というものを作っています。子ども施策に力を入れていきたいと考えています。

2018年に『子ども条例』を作ったときも、副市長としてその策定に携わってきたので、その理念を大事にしながらまちづくりをしていきたいと思っています。

例えば、学習環境の向上です。私は副市長になる前は、教育委員会で教育部長、教育長職務代理者を務めていたので、学校教育の中で学力向上に結びつけられるような施策に取り組んでいきたい。

その一例が、すでに実施している『GIGAスクール構想』です。学習環境の向上を図りつつ、学力の向上につながるという取り組みをしていきたいです。

ハード面では、学校整備も進めます。また、保育園の待機児童ゼロを目指していきます」

 

ネガティブキャンペーンと批判されている「法定ビラ」

――選挙中、対立候補者を批判する内容の「法定ビラ」を撒かれました。さまざまな意見が出ていますが。

「ビラの出所は『明日の西東京を創る会』という私の確認団体です。

『法定ビラ』なので、一定の法令等に基づいてお出ししたビラと思います。

その内容は、新聞記事の抜粋等に基づいたものでして、特に手を加えたわけではないと認識しています。確認団体からは、発行前に、『他団体での事実関係を市民に伝えたい』という意向を聞きました。
私自身は、自分自身の政策を打ち出していって、市民の皆さんにお認めいただけるかどうかを戦おうと、最初から考えていました。確認団体には、『事実を知らせるものなら確認団体のご判断で』とお話しさせていただいた記憶があります。

表現については賛否両論あると思います。市民の方からは、選挙運動中もさまざまな意見をいただきました。私自身、ご意見を真摯に受け止めています。

決して、他市の方を西東京市が受け入れないということではありません。西東京市は毎年1万人くらいの方が新たにお住まいになり、同時に、1万人くらいの方が転出されている町です。そういう典型的な住宅都市ですから、私自身、他市の方を排除するというような思いや考えはまったくありません」

※編集部注:この部分の記載に関して、2月26日に、当初公開の記事から一部表現を変更しました。法定ビラをめぐり、選挙の効力についての異議申し立て等が行われたこともあり、より正確な発言に改めています。

 

新年度予算はどうする?

——新年度まで時間がありませんが、予算はどのようにお考えですか。

「本日の就任なので、これから企画・財政の担当課から現在の予算編成の状況を受けて判断したいと思います。

丸山浩一前市長が就任された8年前は、3カ月の暫定予算を組んでいました。

今回は、『コロナ』もあり、収支がどのくらい乖離しているのかが分からないという事情もあります。

一方で、選挙期間中に約束したことを予算に盛り込んでもらいたいという私自身の思いも持っています。

ただ、日数的にも厳しいので、3月議会に向けて本予算を組むのは今の状況では厳しいかな、と思っています」

 * * *

なお、就任日となったこの日は、記者会見の後は、庁内会議(幹部級職員が参加する会議)、『コロナ』対策の現状確認および対策の会議、さらに、2月26日に開催予定の市議会臨時会に向けての手続き等を行う予定とのことでした。

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