高齢者の独居を支える 安心の見守りサービス

2021年11月17日

現在進行形で急激に進んでいる住宅問題の一つに、「高齢者の住まい」がある。

ご承知の通り、日本の高齢化率は28・8%(内閣府「令和3年版高齢社会白書」)。長寿自体は喜ぶべきことだが、核家族化する現代では、課題が山積している。

心配な体調急変

やや古いデータだが、西東京市の2015年の高齢者世帯は34・3%に上っている。

単純に見て高齢者だけの暮らしが10軒に3軒もあるということだが、そのリスクは小さくない。特に心配されるのが、◎脳卒中などの急性疾患、◎室内での転倒骨折、◎認知症等に伴う火災、などだ。

これらは、孤独死などにもつながり、地域の問題といえる。

 

入居OKが増加

そうした社会状況があるなかで、急拡大しているサービスがある。高齢者見守りサービスだ。

多くはホームセキュリティ会社によるサービスだが、情報通信技術を活用した機器によるセンサー式のサービスなどもある。これなどは、プライバシーを守りながら、日々の安否確認が可能となっている。

同サービスに詳しく、管理物件でも積極的に活用しているひばりヶ丘駅に隣接する「ERA LIXIL不動産ショップ・三成産業」の清水二郎さんは、「見守りサービスは高齢者への住まいの提供の幅を広げた」と評価する。

「特に賃貸住宅では、高齢者に住まいを貸すのを嫌がる大家さんが多かったのですが、見守りサービスの活用を条件にOKが出るケースが急増しました。双方にメリットがあるので、ぜひ多くの人に知ってほしいサービスです」

ちなみに、疾患がなければ月1000円~2000円程度でサービスを利用できる。

「所有する賃貸物件に『サービス』導入をお考えなら、ぜひ気軽にご相談ください。実例をご紹介します」
と、清水さん。

ちなみに同社では、身寄りのない人の緊急連絡先になることもある。また、西東京市の「地域見守りネットワーク」に加盟・協力するなど、高齢者支援に積極的だ。

[ERA LIXIL不動産ショップ・三成産業]
TEL 0120-306-997
https://era-sansei.co.jp

編集部おすすめ

1

二十四節気の清明(4日)、穀雨(19日)とつづく4月は、日の入り時刻も6時台となって、いよいよ陽の気の伸長が実感されるころです。 今月は十二支でいえば辰の月。辰年の辰月で、辰がふたつ重なっています。暦 ...

2

デジタル地域通貨 東村山市内の登録店で電子決済できるデジタル地域通貨「東村山アインPay」が昨年12月25日に始まり、3週間でダウンロード数が1万2000件を超えるなど、予想を上回る好スタートを見せて ...

Copyright© タウン通信 , 2024 All Rights Reserved.