災害時の水の供給源として井戸が役立つという観点から、井戸の保存・活用などに取り組んでいるNPО法人「小平井戸の会」が、先頃、冊子「災害に有効な井戸 災害を生き抜く―身近にある水源(改訂版)」を発行した。
2022年に発行したものの改訂版で、能登半島地震でのトイレ事情や、PFASの井戸水への影響など、最近のトピックにも触れている。
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同会は、特に、被災後の生活用水に井戸水が有用と訴えており、冊子中では、阪神・淡路大震災の市民意識調査で「最も困ったこと」が「生活用水の確保」(82・5%)だったことや、トイレ・洗濯などの生活用水として一人一日20~40㍑が必要となることなどを紹介している。
同会はこの冊子を「教本」と位置付けており、同会理事長の金子尚史さんは「講座などの声を掛けていただければどこへでも説明に行きます」と呼びかけている。
なお、冊子は一般財団法人セブン―イレブン記念財団の助成で発行した。
活動支援金として1000円で販売中。詳しくは同会(idonokai@gmail.com)へ。
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