自由学園の高校生3人が「識者の声」を動画公開

2020年3月18日

新型コロナ影響・休校中に「社会を考える」

新型コロナウイルスの影響で多くの学校が臨時休校しているなか、東久留米市にある自由学園の高校生3人が、有識者6人にインタビューをし、その動画を特設サイトで公開しています。

  (下部に高校生たちへのインタビュー動画)

有識者にインタビューし、動画を制作した自由学園の高校生たちと、同学園の更科幸一副学園長

出演しているのは、以下の6人です。

◎日本基督教団牧師で立教大学非常勤講師などを務める平良愛香さん

◎政治学者で上智大学国際教養学部教授の中野晃一さん

◎日本同盟基督教団牧師で東京キリスト教学園理事長の廣瀬薫さん

◎社会学者で東京大学大学院教育学研究科教授の本田由紀さん

◎大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)などの受賞歴があるジャーナリストの安田浩一さん

◎日本エシカル推進協議会名誉会長で東京大学名誉教授の山本良一さん

それぞれ約15分で、「これからをどう生きるか」という視点から生徒たちに見解を語りかけています。

 

わずか3日で撮影、5日でサイト公開

取材したのは、高等科3年生の小林多治生さんと2年生の川嶋一さんの2人です。

同校の更科幸一副学園長から声をかけられ、わずか3日で6人をインタビューしたそうです。

2人に声がかかったのは、同校が2016年から実施している「平和週間」の係だったためです。国際連合が定める9月21日の「国際平和デー」にちなみ、同校ではその1週間を「平和週間」と定めて平和を考える講演会などを多彩に開いてきています。

これまでに、詩人の谷川俊太郎さんと作曲家の谷川賢作さんの親子、拉致被害者で現在は翻訳家として活動する蓮池薫さん、社会学者で首都大学東京教授の宮台真司さんなどが登壇しています。今回の動画に出演している中野さん、安田さんも2017年に講演をしています。

今回、テーマ設定を「平和で持続可能な社会づくり」と定めたこともあり、「平和週間」の係だった小林さん、川嶋さんに声がかかりました。

彼らが撮影した動画を編集したのは、2年生の幸田良佑さんです。

幸田さんは休校と同時に愛知県の実家に帰省していましたが、ネット通話などで更科副学園長と連絡を取り、特設サイトの制作も担当しました。

この動画は、自由学園在校生の休校中の課題に用いるため、公開を急ぐ必要があったのですが、それにしても、3月5日に撮影スタート、10日に特設サイトを公開——という早業でした。動画PRの動きも素早く、取材したのは10日の公開後から3日後の13日でしたが、すでに1万回以上見られている、とのことでした。

 

取材を通して高校生たちが感じたこととは

取材にも立ち会った更科副学園長は「動画なら生徒たちが自宅でも見られます。臨時の長期休校というこういう機会にこそ、今の社会を考えてみてほしいと思いました」と企画の意図を話します。

前述の6人の識者は、そうした狙いから選んだといいます。本田さん、山本さんについては、「平和週間」でのつながりではなく、「若者の今置かれている状況を話してほしい」「世界の異常気象を語ってほしい」という考えから、個別に依頼をしたそうです。

この取材を通して、高校生たちは何を感じたのでしょうか。小林さん、川嶋さん、幸田さんの3人にお話をお聞きしました。更科副学園長も同席してのインタビューを約7分の動画にまとめています。高校生たちのコメントに、ぜひ耳を傾けてみてください。

動画(7分6秒)

 

「全国の人に見てほしい」

なお、このサイトは自由学園の生徒たちの課題として用いられますが(生徒たちはレポートを提出する予定)、同学園では、「全国の人たちに見てほしい」と呼びかけています。

特設サイト:https://lcpss.ourjiyu.com/


学校法人「自由学園」

幼児生活団幼稚園から最高学部(大学部)まである私立校。日本最初の女性新聞記者・羽仁もと子とその夫でジャーナリストの羽仁吉一によって創立され、「生活即教育」をモットーにした独自の教育を行っています。男子部(中等科・高等科)は入学した1年間は全員が寮生活を行います。全国から生徒が集まる学校です。

編集部おすすめ

1

購入額の10~50%のクーポンがその場でもらえる―—。 そんなお得な企画「もらえる、使えるお年玉キャンペーン」が、2021年1月18日(月)から、小平市で実施されます。 同市内の参加店舗での購入が対象 ...

2

北多摩エリアの中核病院で、第2種感染症指定医療機関および救命救急センターでもある「公立昭和病院」(小平市)に、病床のひっ迫状況を確認したところ、上西紀夫院長から以下のような連絡をいただきました。 地域 ...

3

清瀬市の小売店・飲食店を応援しようという「清瀬がんばるお店応援キャンペーン」が、2021年1月15日から2月28日までの予定で実施されます(ただし、予算に達した時点で終了)。 清瀬市内で買い物をしたレ ...

4

昨年は百年前の悪夢(かのスペイン風邪のこと)がぶり返したかのような、コロナ禍が吹き荒れた一年でした。そして、その悪夢はいまだ続行中。 ふり返ってみれば、去年は七赤金星が支配する年でしたが、七赤金星には ...

5

なぜ西東京市の感染者数は多く、東村山市の感染者数は少ないのか―—。 北多摩エリアの地域メディア「タウン通信」では、1年を振り返る意味もあり、新型コロナウイルス感染症の地域の実情を改めて検証してみました ...

6

任期満了に伴う西東京市長選挙が2021年2月7日(日)投開票で実施されるのを前に、タウン通信では、立候補を予定している平井竜一さんにインタビューをしました。 平井さんは前逗子市長(神奈川県)です。 大 ...

7

任期満了に伴う西東京市長選挙が2021(令和3)年2月7日(日)に実施されるのに向け、このほど、池澤隆史前副市長が立候補を表明しました。 現職の丸山浩一市長は正式に立候補見送りを発表。後継者として、池 ...

8

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が一都三県に対して出されようとしており、その期間は概ね1カ月と見られています。 仮に1月7日から1カ月間の緊急事態宣言がされた場合、2月7日は日曜日のため、週末の外 ...

9

食品を無料で手渡すフードパントリーが、西武新宿線「田無駅」の南口前で実施されています。 公民館講座をきっかけに発足した市民団体「西東京わいわいネット」によって行われている「わいわいフードパントリー」は ...

10

任期満了に伴う小平市長選挙が2021(令和3)年4月4日の投開票で実施されるのを前に、小平市の小林洋子市議会議員(フォーラム小平)が立候補を表明しました。 小林議員は立憲民主党に所属していましたが(1 ...

11

新型コロナウイルスの感染者が増加し続けるなか、当然ながら、各市の公共施設などでも感染者が出ています。 「タウン通信」にも各市から感染者の情報が送られてきますが、西東京市の小中学校の情報を見ていて、ふと ...

12

新型コロナウイルスにより日常生活にも多大な支障が出た2020年。このウイルスに対して、北多摩エリアの“地域”はどのように対応してきたのでしょうか。 「タウン通信」では、各方面に取材をし、「そのとき」の ...

13

初詣はどこに行く? 地域メディア視点で、北多摩5市(西東京・小平・東村山・東久留米・清瀬)の初詣先をご紹介。他エリアの有名どころには目もくれず、「地元」にこだわって選定しています。もっとあるよーの声も ...

14

皆さん、初詣先はどのように決めていますか? 「毎年行き先は決まっている」という人もいれば、「今年はどこに行こうかな?」と毎年探す方もいて、そのスタンスは人それぞれ。 2021年は新型コロナウイルスの影 ...

Copyright© タウン通信 , 2021 All Rights Reserved.