ローマ教皇から勲章 「聖グレゴリオの家」橋本所長

2019年12月4日

「宗教音楽を守っている」と功績がたたえられる

ローマ教皇の来日が話題をさらった先週。その教皇から今年、勲章を贈られた人物がこの地域にいることをご存じでしょうか。

その名は橋本周子(ちかこ)さん。東久留米市氷川台にある宗教音楽研究所「聖グレゴリオの家」の所長で、研究や教育を続ける一方で、精力的に演奏会を開くなど、地域交流も深めています。

ローマ教皇から「大聖グレゴリウス勲章」が贈られた、「聖グレゴリオの家」の橋本周子所長

東久留米を拠点に宗教音楽の指導・普及を40年

橋本所長は、ドイツ国立ケルン音楽大学で教会音楽を学ぶなどし、帰国後の1979年に、故ゲレオン・ゴルドマン神父と共に「宗教音楽研究所 聖グレゴリオの家」を創設しました。

以降、40年にわたって、「祈り・研究・教育」を3つの柱として、宗教音楽の指導や普及に努めてきています。

同研究所の特徴の一つは、西洋音楽の原点ともいうべきグレゴリオ聖歌の研究・伝承を行っている点です。

現在では各国の母国語での聖歌が公式に認められていますが、「古典を学ぶことで音楽への理解が深まる」と、グレゴリオ聖歌を大切にし、毎週日曜日には古式のミサを行っています。

 

東久留米にある理由とは?

同研究所が東久留米市にあるのは、40年前に土地を探していたときにたまたま紹介されたという縁だそうです。

「静かなところに拠点を構えたい」との思いがあり、雑木林に囲まれた氷川台の一角が選ばれました。これはまったくの偶然ですが、元は修道院だったそうです。

そんな地で40年を迎えた今年、その労をねぎらうように、ローマ教皇から大聖グレゴリウス勲章が橋本所長に贈られました。

「まったく思いもしないことで、びっくりした」

と橋本所長は話します。

私設の同研究所はバチカンとのつながりはなく、「そもそも、どうやって私たちの活動を知ったのかしら」と不思議がっています。当人たちが知らぬ間に、その価値は世界で評価されていたようです。

なお、同研究所ではコンサートなどさまざまなイベントを行っています。詳細はホームページで確認できます(https://st-gregorio.or.jp/events/)。

 

聖グレゴリオの家

◎ 042-474-8915

◎  東京東久留米市氷川台2丁目7−12

◎ https://st-gregorio.or.jp/


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