西東京市が情報発信力を強化している。先月16日には、市長、副市長、教育長も出席する、管理職約50人を対象にした広報の研修も行っている。
情報発信力の強化は池澤隆史市長の先導で取り組まれているもので、9月には、テレビ局などでの経験が豊富な鈴木賀代子さんを広報専門職(現在は秘書広報課副主幹)として採用している。すでに一般職員向けの広報セミナーを2度行ったほか、広報「西東京」の企画・編集のブラッシュアップにも取り組んでいる。
先月の研修では、「情報に触れた相手に行動変容を起こさせることが重要」などと広報のポイントがレクチャーされ、情報発信のワークショップも行われた。
「情報で市民とつながることが大事なので、広報スキルはどの部署でも身につける必要がある。適切に情報が伝われば協力したいという市民の意識も高まるはずで、市の力になると考えている」
と鈴木さん。また、池澤市長は「西東京市は情報発信が弱いと言われてきたが、今後は変わっていくので、ぜひ期待してください」と話している。

広報研修の様子。市長・副市長・教育長も参加しての管理職が一堂に集う研修は、過去に例がないという

研修で目的を語る池澤市長。左奥の起立している女性が鈴木賀代子さん