剣術の習得、伝承に取り組む「月影塾」が、20日㈰午後0時15分から1時45分まで、東村山市民スポーツセンターで「秋の演武会」を開く。
同塾指導者で剣術家の鎌田英男さんの研究によって明らかになった疋田伝の新陰流の古来の型を、世界で初めて公開する。当日は、体験も可能だ(体験希望者は動きやすい服装で)。
疋田伝の新陰流は、兵法三大源流の陰流から、剣聖・上泉伊勢守(信綱)によって興された新陰流の一派。よく知られる柳生伝の新陰流と同系にあるものだが、歴史の流れの中で古来の姿が見えなくなっていた。
そこで鎌田さんは、その源流を求めて研究に着手。論文をまとめたタイミングで、偶然、九州で疋田伝の新陰流を受け継いでいた人物と知り合い、型を習うことで神髄に近付けたという。そうして見えた剣術を元に、新しい流儀「疋田陰流」として現代に蘇らせるべく、主に東村山市を拠点に伝承し始めている。
入場無料。なお、同塾では普段から見学・体験を歓迎している。同センターや同市栄町ふれあいセンターなどで活動中(次回は25日、26日)。
詳細は芹澤さん(☎080・4165・2962)へ。
◎月影塾