4/26、小平・東久留米などで市議選
今月26日(日)に予定されている統一地方選挙に伴い、北多摩各市でも市議会議員選挙が行われます(西東京市は昨年12月に実施)。
今回タウン通信では、市民から「市議は普段何をしているの」という声が意外に多く聞かれたことから、活動内容を取材。わが町の市議像に迫りました。
ある市議会議員の1日
ある市議会議員の1日は、朝7時から8時(人によっては9時や10時)まで、駅前などに立ち、いわゆる街頭演説を行うことから始まります。
演説の内容は議会の報告や、その時話題になっている市の課題、社会的なテーマ(例えば集団的自衛権の問題など)が中心となります。
その後、市民から道路やカーブミラーの問題、公共施設の利用、子どもが通う学校に関することなど、あらゆる身近な相談事について聞いたり、時には市外で視察を行うなどします。
また、所属政党の学習会に参加したり、市民相談に対応するための事前準備などの勉強にも時間を費やします。
定例会がある3、6、9、12月は、本会議や委員会などの準備、選挙期間は選挙活動にも多くの時間を割いています。
年間の報酬額は?
ではそんな市議に対し、年間いくらの報酬が支払われるのでしょうか。
各市の議員報酬(年2回のボーナスを含む)は以下です(2014年度データ)。
◆東久留米市
議長=909万1500円
副議長=843万310円
委員長(5人)=809万9700円
議員=793万4400円
◆小平市
議長=1080万3000円
副議長963万9600円
委員長(7人)=930万7200円
議員(18人)=914万1000円
◆西東京市
議長=1074万7080円
副議長=960万8760円
委員長(4人)=932万4180円
議員=903万9600円
投票参加の呼びかけ盛んに
さて、上記のような市議会議員を選挙で選ぶわけですが、問題は毎度語られる投票率です。
そうしたなか、東久留米市では、選挙の投票率を上げることを目的にした市民団体「投票しようの会」が活動しています。
1年半ほど前に立ち上がった団体で、これまでの同市市議選挙の投票率を元に、今回の選挙の投票率を独自で算出するなどしています。
ちなみに、そのデータによると今回は42・3%になるとのことで、前回11年の46・93%から約4・5%下がるとの予想になります。
若者に呼びかける
同会ではこの数字を少しでも上回ることを目標に、市内のコンビニエンスストアにチラシを貼ってもらい若者に投票を呼びかけたり、市民や市議にアンケート調査を行ったり、学生団体ivote(アイ・ヴォート)と協力して市議と市民の対話の機会を設けたりといった活動を行っています。
昨年10月に行われた議員との懇談会「議員さんと語ろう」では、市議22人中20人が参加しました。
なお、同会は19日(日)午前11時から午後3時まで、滝山中央名店会横のセンター広場でイベントを行う予定です。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)