災害時の助け合い 「命の黄色いハンカチ」

寄 稿

 

「防災の日」の今日、地域の皆さんにぜひ知ってほしいことがあります。「命の黄色いハンカチ」です。

「命の黄色いハンカチ」は、大地震などの災害発生時に「我が家は全員無事です」と知らせる一種のサインです。今、特に東海地方を中心に、全国各地で取り組まれています。

やり方は簡単。黄色のハンカチやタオルなどを玄関先に結びつけておくだけです=写真。

 

西東京市の方なら黄色の有料ごみ袋も有効です。  

私は、市を4つのエリアに分けて人のつながりを再構築する「地域協力ネットワーク」事業の「南部地域協力ネットワーク」で代表を務めているのですが、「南部」では今、この啓発活動に力を入れています。

いざ災害が起こり、迅速な安否確認が必要となったときに、居住者の安否を知らせる「黄色いハンカチ」が機能するためには、普段から地域全体で知識や認識を共有しておくことが欠かせません。  

面倒や負担がほとんどない取り組みです。ぜひ他のエリアにも、「命の黄色いハンカチ」が広がることを期待しています。

(大安紀子 西東京市南部地域協力ネットワーク代表)

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