SDGsニュース(1) 国連総長からの気候変動へのメッセージ

 

#001<国際マザーアースデーに寄せるアントニオグテーレス国連事務総長のメッセージ>

国連広報センター ニューヨーク 2020年4月22日

第1回のニュースは、アースデーの日に出された国連事務総長のメッセージです。短い記事ですが、大切な視点が2つあります。

<視点1>アースデー=4月22日が「地球環境を考える日」として、国連等の国際的な枠組みの中で認識されていること。日本でも都内代々木公園や地元西東京市で、このアースデーを契機に地球環境を考えようというイベントが行われました。この日、世界中が繋がっていたんですね!

<視点2>新型コロナウイルス感染症と同様に気候崩壊による滅亡の危機からも地球を守らなければならないこと。そして、今後の復興は社会生活全体を環境負荷が低く持続可能性が高いものにし、自然環境や生物多様性の保全だけでなく経済活動の持続可能性も高めながら、社会・経済復興を目指すレジリエント※なものでなければならないことを強く訴えていました。持続可能性が高い「しなやかな」社会や経済に再生していくことは、今こそ必要な考え方ですね。

<註>レジリエント(resilient)は、「どんな衝撃にも耐えられる強さ」という意味ではなく、「衝撃に打ちのめされてもすぐに元に戻れる、いい方向へ持っていける力」が大切。ゴムが衝撃を受けて変形しても直ぐに元の形に戻る力を持っているような「しなやかな感じ」が“resilience/resilient”の本質だ、と言われる。「強靱な」と訳したい人達がいるようだが、むしろ「しなやかさ・弾力性・柔軟性」等と訳されるのが一般的。

 

#001<国際マザーアースデーに寄せるアントニオグテーレス国連事務総長のメッセージ >

国連広報センター ニューヨーク 2020年4月22日

https://www.un.org/en/observances/earth-day/message”(原文)
https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/37254/”(日本版)

 

国際マザーアース・デーを迎える今日、全世界が第二次世界大戦以来の最大の危機である新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を注視しています 。

私たちは一丸となって命を救い、苦しみを和らげ、経済的・社会的衝撃を軽減しなければなりません。COVID-19の影響はすぐそこにあり恐ろしいものです。

しかし、もうひとつの深刻な緊急事態が存在します。拡大している地球の環境危機です。

生物多様性が急速に失われています。気候崩壊は後戻りできない域に達しようとしています。

私たちは決意をもってCOVID-19と気候崩壊よる滅亡の危機から地球を守らなければなりません。現在の危機は、これまで経験したことのない私たちへの警鐘です。

私たちは、この復興を、未来のために正しいことをする真の機会とする必要があります。

私は今後の復興とそのための取り組みを形作る、6つの気候に関する行動を提案します。

第1:COVID-19からの復興への取り組みに多額の資金を費やすなか、環境に配慮したグリーンな方法で新しい雇用やビジネスを提供しなければなりません。

 

第2:税金による事業救済措置は、環境に配慮した雇用と持続可能な成長の達成に関連づける必要があります。

 

第3:財政支援策は、CO2を排出する経済からグリーン経済への転換を促し、社会や人々をよりレジリエント(resilient)※にしなければなりません。

 

第4:公的資金は過去ではなく、未来のために投資されるべきであり、環境・気候変動対策に寄与する持続可能な経済部門やプロジェクトに向けられるべきです。化石燃料への補助金は撤廃し、汚染に加担している者は代償を払わなければなりません。

 

第5:気候リスクや機会は金融制度、公共政策の立案、そしてインフラにも含まれるべきです。

 

第6:国際社会として協力し取り組む必要があります。

 

以上の6つの原則が、私たちがともによりよく復興するための重要な手引きとなります。

ウイルスと同様、温室効果ガスは国境などに配慮をしません。

今年のアース・デーに際し、地球、そして人々にとって健全でレジリエント※な未来の実現を私とともに訴えてください。

アントニオ・グテーレス国連事務総長

 

プロフィール

SDGsニュース

地域から地球環境を考えよう! そんな思いで連携する西東京市の「アースデイネット」が発信するSDGs関連のニュースです。

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