平櫛田中彫刻美術館でコレクション展「花鳥風月」

2020年2月27日

前期・後期の2部構成で、5月17日まで

近代彫刻の巨匠・平櫛田中の晩年の住まいを活用した小平市平櫛田中彫刻美術館で、田中のコレクションを紹介する企画展「花鳥風月」が開かれています。

5月17日までの開催予定で、3月30日までの前期と、4月1日以降の後期の2部構成で、展示物を大幅に入れ替えて紹介する予定です。

今回は、田中の作品ではなく、絵画などのコレクションを全期間で約50点ほど展示する予定です。一緒に展示会を行った芸術家の作品や、若い芸術家を支援する目的で購入した作品などが紹介されます。

四季を愛でる「花鳥風月」をテーマに、特に「春」を思わせる作品などを並べます。企画展の様子の紹介を、スライドショーにしています。同館の学芸員・藤井明さんにご解説いただきました。

スライドショー(22秒)

3月中旬まで梅が見頃に

田中の晩年の住まいは一般公開されています。中でもこの季節は、田中が愛した梅の木が見頃を迎えます。暖冬の今年は、2月20日頃から3月10日頃までが見頃のようです。

田中が生前愛したという梅。3月10日頃まで見ごろの見込み

庭を眺めながら弁当を楽しむ企画も

同館では、3月16日まで、館内で特製弁当を味わえるという期間限定の企画も行っています。

弁当は、市内のまるやす商店が作るもので、田中が好んだ食材や小平市産の野菜などが用いられています。今だけ季節限定で、小平市産の「うど」も味わえます。

弁当代は1080円で、事前の申込が必要です。

 

3月16日まで「おひなさま展示」

なお、3月16日までは、ひな人形の展示も行われています。

田中がコレクションとして集めたひな人形に加え、田中が娘のために彫った内裏びなも飾られています。

1本の木から掘り起こしたという人形は柔らかい顔立ちで、田中の技と共に娘への思いが感じられる作品です。

平櫛田中が娘のために制作した内裏びな

【小平市平櫛田中彫刻美術館】

◎小平市学園西町1-7-5

◎042-341-0098

◎火曜休館

◎一般300円、小中学生150円

http://www.city.kodaira.tokyo.jp/event/079/079875.html

※新型コロナウイルスの影響で3月15日まで休館となります。

 

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