女子高生がマスク2万枚を寄付 西東京市

西東京市在住の高校3年生の女子生徒が、4月22日、同市にサージカルマスク2万枚を寄付しました。

マスクの入手は、ツイッターで募金を呼びかけて行ったもので、女子生徒は「私一人でできた寄付ではない」として、匿名を貫いています。

なお、当サイトも女子生徒に直接取材はできず、この記事は市からの情報提供に基づいています。

ツイッターで募金を集めて入手したマスクを西東京市に寄付する女子生徒(右)と、受け取る丸山浩一市長

 

中国発に胸を痛めて……

窓口となった西東京市危機管理課によると、女子生徒は中国籍で、今回の新型コロナウイルスが中国発であることに胸を痛めていたとのことです。

女子生徒は、母親が近所の人にマスクをあげて感謝されたことをヒントに、「自分にも何かできないか」とマスクの寄付を考え、インターネットに詳しい友人の力を借りてツイッターで募金を呼びかけました。

中国語での呼びかけも行った結果、日本だけでなく、中国からの募金も多かったとのことです。

総額で50万円以上が集まり、市内の中国製品の輸入会社の協力も得て、中国製マスク2万枚を入手しました。

 

医療用にこだわり

今回用意されたサージカルマスクは、飛沫感染予防の能力が高く、医療現場に適したタイプで、女子生徒はマスクの安全性にまで配慮していたそうです。

危機管理課の担当職員は、「『女子高生』『2万枚』といったことにもびっくりしましたが、安全性を確認したうえで寄付してくださったことに、本当に感謝しています」と話しています。

 

介護サービス事業所や保育園に

このマスクは、女子生徒の意向で、介護サービス事業所・施設や保育園などで使用されるとのことです。

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