人生晩年の叫び 「いま必要なのは憲法を学ぶこと」

寄 稿

 

文・都丸哲也(元保谷市長)

平和を訴え続け、核兵器廃絶の運動などにかかわりながら半生を送り、私も96歳になりました。

しかし、隠居するわけにはいきません。

日本国憲法はいま、かつてない危機に瀕しています。第9条に第3項として「自衛隊規定」を加えるという動きがありますが、これは、日本国憲法の核心を破壊しようとする暴挙です。

 

「解釈改憲」は経験を軽視すること

一橋大学名誉教授の杉原泰雄さん(憲法学)は「歴史を冷静・公平に検討することなく、『普通の国』になるべきだとして『明文改憲』『解釈改憲』の強化を説くことは、現代と現在の経験を軽視するものであって危険なこと」と警鐘を鳴らしています。

また、先生は常々「私たちが真の主権者・市民になるためには、憲法の学習行動を通じて、その力量を身につけることが必要です」と語っています。そのためにも、地域内で、市民同士が学び合っていかなければなりません。

 

学習会に来ませんか?

今回、市民が学び合うための企画を組みました。詳細は以下です。

日時:10月7日(土)、午後1時30分~4時30分

会場:日本基督教団ひばりが丘教会

内容:弁護士による講演。ビデオ「日本国憲法」(ジャン・ユンカーマン監督作品)上映

参加費:300円

連絡先:都丸=042・421・4054

とりわけ「日野市民」の実践を学ぼうと思います。ぜひ皆さん、ご参加ください。

 

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