注目の「シェアハウス」は 物件活用、町づくりに貢献する

不動産からできるまちづくりを考えるこのシリーズ。今回は、シェアハウスへの改築を紹介します。

 * * *

人口減少社会で、物件によっては、入居者確保が難しくなっています。

そんななか、空室の目立つアパートや空き家を劇的に蘇らせる驚きの一手があります。
シェアハウスです。

賃料の安さやコミュニティを求める思いなどから、今、若者を中心にシェアハウスは人気となっています。

一方で、特殊な建築が必要なこともあり、その数はニーズを満たすほどは存在していません。

その実態を知るべく、ひばりヶ丘駅近くのシェアハウスを訪ねました。

ERA LIXIL不動産ショップ・三成産業が管理するシェアハウス

 

不揃いな個室が好評

ひばりヶ丘駅北口から徒歩約6分。住宅地の中にとけ込むその物件は、知らなければシェアハウスとは思えません。

元は築50年のアパート。大胆な増改築を行い、キッチンなどの共用部と、11室の個室を造りました。

ユニークなのは、個室が、5.4畳から6.2畳と不揃いなところです。

「従来の発想だと各部屋を同じ仕様・同じ賃料にしますが、あえて個性を持たせ、賃料もばらばらにしました。実は若者には『このほうが自分だけの部屋という感じがする』と好評なのです」

このシェアハウスを企画・管理する「ERA LIXIL不動産ショップ・三成産業」の清水二郎さんはそう話します。

むろん、個室を不揃いにした最大の理由は、リフォームの自由度を増すためです。結果的に、リフォームしやすく、かつデザイン性が支持される好循環が生まれました。

 

コミュニティを生む

物件活用の面だけでなく、実はシェアハウスには、地域活性化のメリットもあります。

シェアハウスで生まれたコミュニティが、地域に広く派生する傾向があるのだといいます。

前述の清水さんは「シェアハウスから目の前の物件に引っ越した人もいます。仲間のそばで暮らしたい、と。彼らが今後、一緒に子育てし、町を支えていくと思うと、地域の一人として心強いですね」と笑います。

実際、このシェアハウスからは、結婚したカップルも生まれています。

なお、シェアハウスへの増改築は物件の状況が重要なので、気軽に相談するのが良さそうです。

【取材協力】
ERA LIXIL不動産ショップ・三成産業
0120-306-997
https://www.era-sansei.co.jp/

編集部おすすめ

1

都内のモスバーガー156店舗で、小平市産のブルーベリーを使った地産地消メニュー「まぜるシェイク 東京小平ブルーベリー」が7月15日(木)から数量限定で販売されます。 バニラシェイクに、ブルーベリーソー ...

2

7月9日(金)から16日(金)まで予定されていた多摩地域などを走る「東京2020オリンピック」の聖火リレーは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、公道での走行を中止としました。 各自治体で予定され ...

3

地域振興策として、7月1日(木、2021年)から8月31日(火、同)まで、西東京市内の対象店で電子決済サービスPayPayで支払いをすれば、最大で25%分のPayPayボーナス(ポイント)が受けられる ...

4

無投票で2議席が確定した東京都議会議員選挙の小平市選挙区。ルール上問題はないことは分かるが、どこかスッキリしない印象も……。 その理由を探るに当たり、当選した当人の磯山亮(りょう)都議を訪ねました。 ...

5

二十四節気の小暑、大暑とつづく7月は、暑さがますます厳しくなってくるころ。28日は土用の丑の日で、今年もやっぱりウナギでしょうか。 でも、夏といえば涼やかなアユの塩焼きもいいもの。通人の話によれば、7 ...

6

東村山市では、市内の対象店舗にてスマホ決済サービス「PayPay」で決済した場合に、支払額の最大20%のPayPayボーナス(ポイント)が付与される「第2弾 がんばろう東村山!最大20%戻ってくるキャ ...

7

原発事故から10年たっても放射能が身近にあることを忘れないで――。 西東京市の市民が運営する放射能測定所「にしとうきょう市民放射能測定所あるびれお」(以下、あるびれお)が、「3・11から10年プロジェ ...

8

コロナ禍で限界が来た……。 西東京市で56年続く「三又酒店」が今月末で廃業することとなり、地域に衝撃を与えています。 店主の山崎明さんは、市が構築を急ぐ「西部地域協力ネットワーク」の代表を務めるなど、 ...

9

2年後の2023年6月の予定で、西東京市に市内最大の憩いの場が誕生します。 (株)三菱UFJ銀行が同市柳沢4丁目に所有する「武蔵野運動場」を一般開放するもので、総面積は約6ヘクタール。 西東京いこいの ...

10

5月6日㈭、清瀬市の新庁舎が開庁し、開庁式が行われました。 式典は華やかな雰囲気で執り行われ、清瀬小学校5年生有志による清瀬讃歌の合唱などもありました(渋谷金太郎市長がエレクトーンで伴奏)。 清瀬市の ...

11

地域の魅力を伝える曲を数々作り、歌ってきた小平市職員の市川裕之さんが、4月25日に、全7曲を収録した音楽アルバム「Φ(ファイ)」を発売します。 テレビドラマ「北の国から」の演奏などで知られるギタリスト ...

12

本紙エッセー「猫耳南風」でおなじみの太宰治文学賞受賞作家・志賀泉さんが、短編集『百年の孤舟』を出版しました。 志賀さんは、福島第一原子力発電所そばの南相馬市(旧小高町)出身。 親族は今も当地におり、震 ...

Copyright© タウン通信 , 2021 All Rights Reserved.