「カルメン」などに合わせ、洋服アレンジ 26日フレスポで
「子どもの入学式で着たスーツに20年ぶりに袖を通しました」――そんなコメントと共に、オペラのアリアに合わせて″モデル〟がランウェイを歩く。そのようなユニークなイベントが、26日㈰午後2時30分から、「フレスポひばりが丘」(西東京市谷戸町2の3の7)の2階で開かれる。
出演するモデルは女性13人。大学生から中高年まで年齢層は幅広い。それぞれが自分で選んだ服を着るが、一つ決まりがあるのが、ショール・ストールを身にまとうこと。流れるオペラの世界との融合を図る。
曲で予定されているのは、ビゼー「カルメン」など。同曲の有名なアリア「ハバネラ」を歌うのは、プロのソプラノ歌手・橋本夏季さん。全盲のハンディを乗り越えて東京藝術大学大学院を修了した歌手で、5年ほど前から西東京市周辺で出演する機会も増えている。橋本さんはNHKの東京パラリンピックの番組でメインテーマ曲を歌った実績があるが、実はそのきっかけは同市で実施されている「ペデライブ」(駅前のペデストリアンデッキでの音楽イベント)だった。その様子の動画がプロデューサーの目に留まり、声がかかった。
そんな縁から橋本さんは「西東京市は文化活動が盛んな印象があり、歌う機会をくれて感謝しています。今回は有名曲を歌うので、ぜひ気軽に楽しんでいただきたいです」と話している。
企画・演出は同市で音楽スタジオ「ミュージックスタジオJUN」を主宰する岡内淳子さん。入場無料。詳細は同スタジオ(☎042・478・2042)へ。
※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています