小平市の駅前4カ所で JTらと協働
地域の見どころや名産品にちなんだデザインで、喫煙所の壁面を彩ろう――そんなプロジェクトが小平市で展開され、10日㈫、デザインを担当した武蔵野美術大学の学生たちを交えて、リニューアルされた花小金井駅南口の公衆喫煙所が公開された。
製作には学生6人が参加し、ブルーベリーや丸ポストなど小平市ゆかりのものをモチーフに、担当制でグラフィックパターンを作成。
8図柄が、縦約150センチ・横約90センチずつ壁面に貼られた。
企画したのは、デザインでビジネスや町づくりを仕掛ける㈱ディーランド(国分寺市)。同大学出身の酒井博基代表から同大学に声がかかり、さまざまな学部・学年から学生たちが参加した。施工にはJT(日本たばこ産業㈱)が協力した。
公開に合わせて酒井代表は「デザインを通して、皆さんが小平をもっと知るきっかけになれば」とあいさつ。学生からは「パソコン上で見ていたデザインが実際に施工されていて、率直に『かっこいい』と思った」などのコメントがあった。
プロジェクトでは、デザイン化で喫煙所が注目されることにより、喫煙者のマナー向上なども企図されている。同駅のほか、小平駅南口、一橋学園駅北口公園内、新小平駅前にも施された。