喫煙所から地域をPR 武蔵野美術大学生がデザイン

2022年5月17日

小平市の駅前4カ所で JTらと協働

地域の見どころや名産品にちなんだデザインで、喫煙所の壁面を彩ろう――そんなプロジェクトが小平市で展開され、10日㈫、デザインを担当した武蔵野美術大学の学生たちを交えて、リニューアルされた花小金井駅南口の公衆喫煙所が公開された。

製作には学生6人が参加し、ブルーベリーや丸ポストなど小平市ゆかりのものをモチーフに、担当制でグラフィックパターンを作成。
8図柄が、縦約150センチ・横約90センチずつ壁面に貼られた。

花小金井駅南口の公衆喫煙所を前にする制作メンバーたち(右は小平市の小林洋子市長)

 

企画したのは、デザインでビジネスや町づくりを仕掛ける㈱ディーランド(国分寺市)。同大学出身の酒井博基代表から同大学に声がかかり、さまざまな学部・学年から学生たちが参加した。施工にはJT(日本たばこ産業㈱)が協力した。

公開に合わせて酒井代表は「デザインを通して、皆さんが小平をもっと知るきっかけになれば」とあいさつ。学生からは「パソコン上で見ていたデザインが実際に施工されていて、率直に『かっこいい』と思った」などのコメントがあった。

プロジェクトでは、デザイン化で喫煙所が注目されることにより、喫煙者のマナー向上なども企図されている。同駅のほか、小平駅南口、一橋学園駅北口公園内、新小平駅前にも施された。

 

「CIVIC  PATTERN  PROJECT」(株式会社ディーランド主催)

編集部おすすめ

1

弱者に優しい社会へ、情報共有を 44歳で肺腺がんステージ4と診断され、2人の子どもを育てながら闘病を続ける水戸部ゆうこさん(50)の企画で、23日㈯㈷に小平市中央公民館で、がん関連の情報を広く伝えるオ ...

2

二十四節気の立冬(7日)と小雪(22日)を迎える11月は、いよいよ冬の始まり。 二十四節気とは、1年を24の期間に分け、それぞれ季節的な特徴を表す名称をつけたものです。 すこし前のデータになりますが、 ...

3

11月23日、市民の企画で 参加者募集中 西東京市と周辺市区を舞台に、時間内にできるだけ多くのチェックポイントを回って得点を集めるイベント「西東京シティロゲイン2024」が、11月23日(土)に開かれ ...

4

ワークショップのお披露目、トークセッションも 誰もが生きやすい社会を目指して、主に映像を用いた地域交流イベントやワークショップなどを行っている「にじメディア」が、11月28日(木)から30日(土)まで ...

5

 27階建て大型ビルの工事現場に、市民の思いを 公共施設が入る予定の工事現場の仮囲いに、小平の未来のイメージ画を飾ろう――。 西武国分寺線・拝島線「小川駅」西口前で建設中の再開発ビルを巡り、 ...

Copyright© タウン通信 , 2024 All Rights Reserved.