ニーズが高まっている高齢者見守りシステム

2022年5月17日

不動産からできるまちづくりを考えるこのシリーズ。今回は、高齢者見守りシステムに注目する。

◇ ◇ ◇

団塊の世代が後期高齢者になる「2025年問題」については以前もこの欄で触れた。国民の5人に1人が75歳以上になると推計され、医療・介護、財政、生産性などでさまざまな問題が生じると見られている。

「住宅」も無視できない問題の一つだ。たとえ持ち家であっても、高齢者が――特に一人暮らしでは、住まいを維持していくのは容易ではない。そうしたことを見越して、一戸建てを売却し、管理のしやすいマンションに移る高齢者も少なくない。

(写真はイメージです)

 

ネット閲覧1位

そうした状況のなかで、今、需要が高まっているのが「高齢者見守りシステム」だ。

その関心の高さについて、ひばりヶ丘駅そばの「ERA LIXIL 不動産ショップ・三成産業」の清水二郎さんは、同社の実例をもとにこう話す。

「当社のホームページでは、この半年ほど、常に『高齢者見守りシステム導入可能物件』がアクセス1位です。『ペット可』や『駅まで10分』よりも数倍のアクセスがあり、ニーズの切実さを感じます」

 

大家さんにチャンス

高齢者見守りシステムにはさまざまな種類があり、IT技術を駆使するものや、毎日の電話で確認するものなど、費用や状況によって取捨選択していける。詳しくは、取り扱いに慣れている同社のようなプロに相談するといいだろう。

サービスについてはともかくとして、ここではもう一つ、触れたいことがある。不動産オーナーへの助言だ。

「裏を返せば、高齢者への安心感を提供できれば、不動産物件の空室率を減らしていけるということです。これまでは高齢者を敬遠する大家さんが多かったのですが、シニア人口が増えるなか、見守りシステムを活用すれば所有物件は有効に働いてくれるでしょう」

と清水さんは強調する。同社では賃貸、売買ともに戸建て・集合住宅を問わずアドバイスしているので、所有物件があるなら、気軽に相談してみては?

 

編集部おすすめ

1

小平市を拠点に在宅ホスピスケアなどに尽力している医師で文筆家の山崎章郎さんのトークの動画が、21日㈫から、津田塾大学の公式チャンネルでオンライン配信される。同大学の創立120周年記念事業で、聞き手は、 ...

2

二十四節気の「夏至」を迎える6月は、北半球では1年中で昼が最も長いころ。 そして、その夏至を中心とした約30日が梅雨の期間です。 暦を見ると今年は6月11日に「入梅」とあり、昔の農家ではこの日を目安に ...

3

20万都市にふさわしい地域博物館を創ろう――。西東京市で今春、「地域博物館を創ろう連合会」が発足し、機運醸成を狙いに、市民へのPRなどの活動を行っている。来月3日には、国立民族学博物館の飯田卓教授を招 ...

4

多々困難経て夢の独立開業 西東京市中町の農園の一角に、キッチンカーでイタリア料理を提供する「Fiо Nuku(フィオヌク)」が6日にオープンした。採れたての旬の野菜を用いたパスタなどを、テイクアウトの ...

5

前市長の死去に伴い4月3日投開票で実施された清瀬市長選挙で当選した澁谷桂司市長(48)が、8日、就任記者会見を開いた(記事下にダイジェスト動画)。 そのなかで澁谷市長は、「住んでよかった、住んでみたい ...

Copyright© タウン通信 , 2022 All Rights Reserved.