大人数でリトミック「わくわく音楽ランド」

毎回定員の大盛況サークル

小平市や立川市周辺で活動しているリトミックサークル「わくわく音楽ランド」。15組の定員は毎回満員という人気ぶりで、参加した親子からは「同年代の親子と仲良くなれる」「子どもが日ごろからリズムを取るようになるなど、音楽が好きになった」「間近で生歌と生のピアノを聞けるのがいい」と評判です。

 

音大卒コンビが指導

講師を務めるのは、国立音楽大学時代に同級生だった末武さんと桜井さん。

「小さな子どもたちの感性は、環境さえあればグングン伸びていくもの。私の子どもも、リトミックを通じて、音楽を聴く楽しさや表現する喜びを体感し、表現力や集中力、想像力や協調性を身につけました。そんなリトミックのすばらしさを、小平の人たちにも伝えたい・楽しんでもらいたいと思ったのです」

と末武さんは話します。

レッスン内容は、季節を感じられるストーリーに音楽的な要素(リズム・音の高低・拍子・長調短調・ニュアンス・音感など)が偏らないように構成。目には見えない「音」を感じることで想像力を働かせ、「音」を全身で表現するリトミックの楽しさを感じられるように意識しているといいます。

 

「リトミックという音楽教育を頑張ることで、子どもたちはその場でお母さん・お父さん・講師の私たちに『褒めてもらう』という体験をします。それが自信となり、自己肯定感にも繋がるのです。さらに、音を媒介にして、ママやパパ、お友だちと手を取り、ふれあい、肌で体温を感じられるのがリトミックの魅力。音楽を通じて、子どもたちの心が健やかに育つお手伝いができれば幸いです」

 

取材レポート ある日の「教室」の様子は……

今回は、1~2歳の「ワンくんクラス」の様子を取材してきました!

最初の「ごあいさつのうた」のあとに、リズム・音の高低を用いた手遊び「りんご狩り」。ピアノを鳴らし、高い音の時は高い木のリンゴをもぎ取り、低い音の時には低い木のりんごをもぎ取る、というもの。みんな手を伸ばして、リンゴをもぎもぎしています。

「りんご狩り」が終わったら、椅子に着席。これだけ多くの親子が参加するリトミック教室は、珍しいように思います。

次は「おへんじはぁい」というプログラム。一人ひとりの名前をピアノの音に合わせて呼び、子どもたちは、タンバリンを叩いてそのリズムをリピートする、というものです。小さい手でタンバリンをシャンシャン叩く姿がかわいいです。

タンバリンを叩いたあとは、フラフープの中をくるり。

ドヤッ!

得意げそうな子どもの表情に、ママもにっこり。

 

笑いが溢れる充実のプログラム

次は、リズムの強弱で歩く速度を変える「ワンピヨパオーン」。末武さんが持っているゾウ(パオーン)の絵のほかにも、イヌ(ワン)とヒヨコ(ピヨ)の絵があり、それぞれ伴奏のメロディーが異なります。

ゾウさんの時は、のっしのっしと歩き……。

イヌさんの時は軽快に、ヒヨコの時はサササササっと歩きます。重厚感のあるゾウのメロディーなど、ピアノの表現が子どもたちの身体表現を引っ張ってあげている印象です。ヒヨコの時が特に楽しそうで、子どもっちはキャハキャハ笑っていました。

身体を動かしたあとは、末武さんによる絵本の読み聞かせでリラックスモード。真冬ということもあり、雪をテーマにした『雪こんこ』という絵本でした。

「雪」つながりで、半紙をビリビリ~っと細かく破いて、雪をつくります。「家でやったら怒られそうだけど、ここでなら堂々とビリビリできる……!」とでも言いたげに、子どもたちの表情がキラキラ。

つくった雪をみんなで降らせます。

本気で楽しそうなママさんの表情がいい感じです。親が本気だと、子どもも本気で楽しんでくれますもんね。

 

イメージを膨らませ、子どもの心を育てる

さらに、フラフープを雪玉に見立てて、ころころ転がします。そう、つくっているのは雪だるま。ピアノのメロディーによって前にコロコロ、後ろにコロコロ。想像力が育まれますね!

近くのお友だちと雪玉(フラフープ)を合体させて、雪だるまのできあがり~!

緩衝材のプチプチによる雪合戦もありました。

手前の子どもの躍動感から、子どもたちの楽しそうな雰囲気が伝われば幸いです。

ほかにも、ピアノの音に合わせて大きいパラバルーンをバサバサしたり。

バサ~~~っ!

お誕生月の子に、みんなで「ハッピーバースデー」を歌ってお祝いしたり。

お誕生月の子は特製メダルをもらっていました!

最後はお別れの歌を歌っておしまい。楽しい45分は、あっという間に過ぎていくのでした。

 

<サークル情報>

◎わくわく音楽ランド

◎https://ameblo.jp/2011wakuwaku/

※問い合わせ等は同サークルのブログから

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