佐々総合病院で広域災害訓練

東京都災害拠点病院に指定されている西東京市田無町の佐々総合病院で、12月7日(2019年)、広域災害訓練が実施されました。

「西東京市医療救護所開設訓練」との合同開催で、同病院の医師、看護師らが多数参加し、災害時の患者の受け入れ態勢などを確認しました。

 

スタッフ総出で大規模に実施 

訓練は、午後2時過ぎに、1階ロビー横に災害対策本部を仮設。被災状況を確認した後、4階に災害対策本部を本格的に設け、スタッフとの状況共有や分担を実施。およそ30分後から、病院入り口付近にて、被災者の受け入れを開始しました。

被災者受け入れにおいては、タグの色で受け入れの優先順を明示するトリアージの判別から実施。

中には、あえて被災者役に「ウチに帰りたい!」と主張させるなど、実際の場面で起こりうる難しい対応などをテストする一幕もありました。

佐々総合病院では年に3回ほど訓練を行っているそうです。

 

今回、初めて近隣住民の見学を受け入れ

そうした積み重ねのなかで、今回は、初めて、近隣住民の見学を受け入れました。

実際の災害に備えて病院への理解者を増やしたいとの考えからで、30人以上の見学者がありました。

緊急放送が流れるなど、緊迫感のある「訓練」で、見学者からは「ここまでしっかりした訓練をしているのか」といった驚きの声も上がっていました。

なお、今回の訓練は「西東京市緊急医療救護所開設訓練」との合同開催で、同院そばの西東京市立田無小学校も会場の一つになっていました。

当日の様子を15秒ほどの動画にまとめています。緊迫感が伝わるはずです。

動画(15秒)

佐々総合病院


佐々総合病院

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