「地域に開かれた施設へ。“楽しく生き、幸せに死ねる” 地域医療と介護を目指す」 田無病院 丸山道生院長

地域の病院・院長に方針を聞くこのシリーズ。今回は、「田無病院」の丸山道生院長にお話をお聞きしました。(以下談)

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当法人は元中島航空金属付属病院として戦前に発足して以来、西東京市を中心に多摩地域に広く根差した医療と福祉を目的とし、人間味豊かな医療活動を行って今日に至っています。

当院の理念は『楽しく生き、幸せに死ねる地域医療と介護を目指す』。

救急病院の役割はもちろんですが、地域に住むご高齢者の窓口としても中核的な役割が期待されています。

田無病院 丸山道生院長

 

高齢者への治療、介護支援を手厚く

特に高齢化が進むこの地域の医療・介護に関しては「回復期リハビリテーション」「介護療養型施設」を始め、「介護老人保健施設」「地域包括支援センター」「訪問看護」「居宅介護支援事業」と、急性期から慢性期医療、そして在宅に至る充実した医療・福祉を提供しており、急性期と在宅の両面を担当するミッドフィルダー(司令塔)的役割をも担っています。

病床数は介護施設を入れると215、療養型の病床だけでも63あり、これは市内でもトップクラスの数です。

現在は介護と“農業”や“工業”との連携もオリジナル事業として進めています。

今後も地域の皆さんと一緒にさまざまな取り組みをしていきたいと思っています。

【プロフィール】
日本外科学会(指導医・専門医)、日本消化器外科学会(指導医・専門医)、日本静脈経腸栄養学会理事ほか。

田無病院

2016/11/16

世界の「術後食」を食べ歩く  田無病院院長 丸山道生さん

消化器外科学、臨床栄養学などを専門にする田無病院の丸山道生院長。特に、胃ろうや経腸栄養の第一人者として知られます。 さらにその一方で、「世界の術後食」を研究する、文化人類学者のような一面もお持ちです。   イギリスの術後食にショックを受けた  「世界の術後食・病人食」に興味を持ったのは、イギリスの友人に請われて行なった現地での手術がきっかけだそうです。 そのとき、胃の手術をした患者が翌日からサンドイッチを食べているのを見て衝撃を受けました。 「これ、おかしくない?」 友人に質問してみま ...

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