5/7~11、西武柳沢駅そばで
脳梗塞を乗り越えて人生初の個展を開催――西東京市在住の菊池昌子さん(84)が、5月7日㈯から11日㈬まで、西武柳沢駅そばのギャラリー「スペースコウ」(同市柳沢6の1の11)で、「水彩画展~多摩の風景と静物」を開く。
菊池さんは3年半前に脳梗塞で倒れ、半年ほどの入院を経て、現在もリハビリを続けている。あるとき自宅を訪ねてきたケアマネジャーが菊池さんの水彩画作品に目を留め、「こんなに上手なら、皆に見てもらったら?」と提案したのが、今回の個展のきっかけとなった。
菊池さんが絵を描き始めたのは、40年ほど前。子育てが一段落したのを機に、「自分のための時間を過ごしたい」と、柳沢公民館で活動していた水彩画サークル「彩友会」に所属した。描く際には、自分独自の見方や構図を意識しつつ、自然体で臨むことを意識しているという。
個展では、東大農場や千川上水などの地域の風景を描いた作品も含む、約20点を展示予定。いずれも脳梗塞で倒れる前の作品だが、「リハビリを経て個展開催にたどり着けた私の姿が、地域の皆さんの励みになったらうれしい。一点一点、思い入れのある作品ばかり。ぜひ楽しんでほしい」と菊池さんは話す。
展示は午前11時から午後4時30分(11日は4時)まで。詳しくは同ギャラリー(☎090・4718・8558)へ。