終活はトータルで取り組むことが大事です

エンディングライフ紙上講座

田中葬祭 田中友子さんのコラム

 

西東京市で80年超、東久留米市にも支店を置き、葬祭業を営んでいる「田中葬祭」の田中友子と申します。
 これから、1年をかけて、月1回、「紙上セミナー」を開かせていただきます。何か一つでも、皆さんのご参考になればと思っています。

 

田中葬祭の終活の特徴

最初に、当社の終活へのスタンスについてお話をさせてください。

よく、出張セミナーに出かけると、「葬儀社のセミナーだから、今日は葬儀の話が中心でしょう?」と声をかけられます。

しかしそれは、大きな誤解です。もちろん葬儀は当社の専門分野ですからそれについては詳しくご説明いたしますが、当社が重視しているのは、終活全体の流れについてです。

葬儀、お墓、相続……などさまざまに「終活」の言葉が使われているため、いま、多くの方が、「結局何からどう手をつければいいの?」と戸惑っていらっしゃいます。

そこで田中葬祭では、各分野のプロたちと手を結び、必要な順番で終活の情報をご提供できる体制をつくりました。葬儀だけでなく、終活全体でのサポートができる、というのが当社の終活の特徴です。
 

6つのポイント

そうしたサポートをするために当社が設計したのが、「終活のための6つのポイント」です。以下の6つになります。
 ①エンディングノート
 ②葬儀
 ③整理(1)
 ④整理(2)
 ⑤埋葬、墓守後継
 ⑥介護を必要とする前に

詳細は、これからの連載の中でご説明します。もし、「今すぐ知りたい」という方がいらしたら、お気軽に当社までご連絡ください。終活は少しでも早く動くことが大切ですから、個別にご案内いたします。

 

セミナーを始めた理由

さて、以前は個別相談という形で終活をサポートしてきた当社ですが、昨年から、多くの方に終活出張セミナーを開催しています。

始めたきっかけは、「実際に葬儀と向き合っている専門の方に話を聞きたい」とのご要望でした。

当社は先代から、「地域の方々とのコミュニケーション作りは必要不可欠」との教えにより、日頃からさまざまな地域活動にも励んでおります。そうした活動のなかで、高齢者クラブの方や企業さまから「終活セミナーをしてくれませんか」と求められるようになったのです。

私たちは、地域の方々が葬儀を含めた「終活」を知りたいと思っていること、私たちを必要としていることに気づき、2016年8月に「エンディングライフ総合プログラム事業部」を創設し、終活に関するすべての事項の取り組みを始めました。

少しでもご不安や、何かご相談がある方は、気軽にお声かけをいただければと思います。

 

プロフィール

田中 友子

武蔵野地域を拠点に80年以上の歴史を持つ葬祭業の老舗「田中葬祭株式会社」で、エンディングライフ総合プログラム事業部プロデューサーを務める。田中葬祭は365日・24時間受付。生前予約、事前相談なども随時行っており、最近はエンディングノートの書き方などのセミナーにも力を入れている。田中葬祭=TEL042-461-1156。本社は西東京市田無町4-18-9。http://www.tanashi-tanaka.com/

 

 

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