6月24日(木)と25日(金)の2日間、午前10時から午後2時まで、清瀬市役所南側玄関脇の特設販売コーナーにて、「市役所みつばち」から採れたはちみつを活用した商品の特設販売会を実施します。
今回の販売会では、「清瀬みつろうラップ」(小~特大サイズ、390円~990円)を新発売します。
蜜ろうラップは、プラスチック製の使い捨てラップと違って、洗って繰り返し使えゴミ減量につながるとして注目を集めており、SDGsの商品として今後展開予定。また、自分で蜜ろうラップを製作できるキットなども販売します。
また、昨年の大ヒット商品「ハニーチーズジェラート」に続き、みつばちの受粉により豊かに実ったサクランボとジューンベリーの果実を使った果実ジェラート(各200個限定、250円)の販売もあります。
手探りで拡大してきた都内初のプロジェクト
「市役所みつばち」を生みだした「東京清瀬市みつばちプロジェクト」は、2014年から清瀬市役所屋上で始まった東京都初の自治体職員による養蜂事業。予算に限りがあることから、養蜂所や経験者の指導を受けずに、養蜂経験のない総務課職員4名でスタートしました。
2014年3月からスタートし、同年7月と8月で40㎏の採蜜に成功。分蜂(巣別れ)で翌年度の採蜜量は118㎏と大幅に増えましたが、オオスズメバチの襲来により半分以上のみつばちが死に、残りも弱体化。2016年には、養蜂所の出荷遅れ等も重なり、30㎏まで採蜜量を減らしてしまいました。
しかしこの間にも、市役所産ハチミツ「きよはち」として売り出したり、地産地消推進のため、公立小中学校の給食で活用されたりして、市民の間に「市役所みつばち」の認知度は広がり、また、様々なメディアでも紹介され、他自治体が視察に訪れることもありました。
2017年には採蜜量も68㎏と大幅に増え、小学生の採蜜体験会や、市民まつり等でのはちみつ販売、ハチミツを1年に1個確約できる「友の会ゴールドメンバー」の設置など、事業内容も多くなりました。
2018年には、ハチミツ「きよはち」を使った市内事業者とのコラボ商品も開発され、マドレーヌとモイスチャージェルは、数百個を売る清瀬のヒット商品となりました。
その後も、カステラやジェラートなどが商品化され、地域のコンビニで販売されるも大好評により売り切れ。2015年度からふるさと納税返礼品としても活用し、2017年度までの3年間で、220万円を超える寄付を受けるほどの人気ぶりです。
「会員」募集中
清瀬市の基幹産業である農業には、花粉を運んで受粉を助けてくれるみつばちは、なくてはならない大切な生き物です。そのみつばちが元気に飛び回れるのは、清瀬市の農産物が安心安全な食材である証です。
今回の特設販売会に足を運んで、みつばち達の羽ばたきと清瀬市の豊かさを感じてはいかがでしょうか。
ちなみに、清瀬市では、東京清瀬市みつばちプロジェクトオリジナル会員を募集しています。
入会金・年会費は無料で、特典として、「蜜源植物の苗木無料頒布会への参加資格」「市役所屋上の蜂場見学(平日午前9時から午後4時まで・要事前予約)」があります。お申し込みは、メールにてアドレス mitsubachiproject@city.kiyose.lg.jp まで、件名「会員申し込み」とし、氏名、住所、電話番号を記入してお送りを。
問い合わせは、建築管財課管財係(☎042-497-1841)まで。