2017.07.13 寄稿

(寄稿)どろんこ作業所見学記(2)

文・寺田ひとみ

 

6月29日にどろんこ作業所に見学に行った。ここには身体や言語に障がいのある方達が週に1回~5回通って来て、陶芸・園芸・小物作りをしている。現在所員25名。職員16名である。

 

ここで作くられた物はどろんこ作業所手作り山という店で売られていて、私はそこで2度買い物をしてすっかりファンになったので、陶器を作っているところを見たいと思い、見学を申し込んだのだ。

 

作業室に入ると、3つのテーブルに分かれて各自作業に余念がない。土をたたいて鉢を作っている男性、イベントのポスターをマーカーで描いている女性、片まひで右手だけでろくろを回してビールジョッキを作っている男性、スケッチブックにヴァイオリンの絵を描いて練習している女性、箸置きを作っている男性達、紋柄かわはぎの形の箸置きに絵付けをしている女性。皆慎重に楽しそうに作業していて、私の質問にも丁寧に答えて下さる。

 

焼き窯も見せてもらった。セラミカという日本製の電気炉で四角で大きい。板を使って何段も重ねて焼く。素焼きは750度で丸1日。絵付けをして釉薬をかけて1240度で本焼きをし、中2日あけてから取り出す。釉薬の色と仕上がりの色は違うので、取り出すときはわくわくどきどきするそうだ。思っていた以上に素晴らしいのもあれば、がっかりすることもある。そこがまた楽しいのだろう。

 

見学して最も印象的だったのは、所員と職員の明るい笑顔だ。皆さん温かくて純粋で「良い顔」をしている。障がいがあっても心が健康なのだ。私の心はすっかり癒されて、パワーをもらった。早速、年会費2000円を払って賛助会員になった。

 

どろんこ作業所は西東京市東伏見6の1の36東伏見小敷地内にある。042・461・8364、火曜~土曜。

 

(寺田ひとみ 西東京市在住 主婦)

寺田さんの写真

 

[リンク]

前・どろんこ作業所手づくり山で買い物