2018.09.05 地域ニュース

夏休み中にひそかに制作 向台小のトイレドアにムサビ生が絵付け

トイレの扉に「ドア」の絵を描く、武蔵野美術大学の薄羽由実子さん
トイレの扉に「ドア」の絵を描く、武蔵野美術大学の薄羽由実子さん

 

児童のいない夏休みを利用し、西東京市向台小学校で、人知れず善意の制作が行われた。

 

手弁当で作業に当たったのは、武蔵野美術大学生5人と女子美術大学生1人。制作したのは、同校の各階のトイレの扉。

 

老朽化していた扉を一人1枚ずつ担当し、個性ある6作品を仕上げた。

 

暑い盛りの制作で、大型扇風機をフル回転させるなど現場は苦労の連続。ペンキで描いたが、「乾きやすくて、油絵や水彩とは勝手が違った」の声も聞かれた。

 

それでも学生たちにとっては、自分の作品を見てもらえる絶好の機会。3階女子トイレを担当した油絵学科3年生の薄羽由実子さんは「公共の場のものに絵を描けるなんて、そうはないこと。子どもたちがどんな反応をしてくれるか楽しみです」と話していた。

 

同校では、地域の力を活用した学校運営に積極的で、武蔵野美術大学の学生に授業のサポートをしてもらうなど、同大学との連携も深めている。そのつながりの中で、今回の企画となった。

 

制作には、武蔵野美術大学の薄羽由実子さん=上写真=のほか、ドル萌々子さん、武市華奈江さん、石橋彩さん、岡田春花さん、石丸美緒里さんが参加した(作品は下写真)。

 

同校の山縣弘典校長は「日本画風や抽象画など、バラエティが生まれました。子どもたちには、いろいろな表現があることを感じてほしいです」と話している。

 

【リンク】武蔵野美術大学 旅するムサビプロジェクト

 

【リンク】西東京市向台小学校(本紙記事の報告)