歪みが生じ、視力低下も進行していくようであれば、手術の適応時期と考えられます。
現在、多くの専門施設では極小切開硝子体手術で施行できます。具体的には、普段病院で採血する針より細い針で眼球に3~4カ所穴をあけて、眼球内に入ります。眼球内の硝子体と呼ばれる粘性、凝集性の強いゼリーを除去して、眼球の一番奥底の黄斑部にアプローチできるようにします。
膜などは透明なので、可視化できるように工夫をして、網膜に付着している黄斑前膜を極細の鑷子(せっし)で丁寧に剥がしていきます。
膜の増殖反応が強そうであれば、網膜の最外層である内境界膜(網膜は実は10層構造なのです)も剥がすことで、黄斑前膜の再発は防げるといわれていますが、この内境界膜を剥がすことと剥がさないことに差があるか否かは、研究結果がまだ一定していないため、ケースバイケースで術者にゆだねられる状況です。
剥がし終え、眼球内に異常がないことを確認したら、眼球に刺していた針を抜いて終了です。
体への負担は小さくなっている
以前は直径1ミリの穴のために縫合が必要でしたが、現在は直径が0.5ミリ以下のため、縫合しなくても問題ない場合が多いです。
硝子体手術は以前と比べこの10年で大きく改善され、侵襲が少なく施行できるようになりましたが、やはり人間の体に対する手術ですので、リスクも伴います。
各々違いますので、手術の際は医師にリスクを説明してもらうことをお勧めします。
2023/8/23
3.11に隠れた福島の復興 映画「霧幻鉄道」9/17、東久留米で上映
豪雨被害で複数の鉄橋が流され、もはや廃線もやむなし――。 2011年、東日本大震災の陰で福島県・奥会津で起こっていたJR「只見線」の存続問題。地域の足を残し、世界中から観光客を呼ぼうと立ち上がる地域住民の姿を追ったドキュメンタリー映画「霧幻鉄道 只見線を300日撮る男」が、9月17日㈰午後2時から、東久留米市生涯学習センター・まろにえホールで上映される。同市、小平市、西東京市の福島県人会が、実行委員会を結成して主催する。 同作では、只見線と秘境の美しさを伝えようと年間300日撮影に臨む写真家・星賢孝さんを ...
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2023/2/1
「丸いポストのある風景」写真 コンテストの優秀作を展示中
小平市ルネこだいらで、「丸いポストのある風景」をテーマにしたフォトコンテストの作品展が開かれている。 同市には都内最多となる37本の現役の丸ポストがあることから、地域おこしの一環として企画されているもの。 15回目となる今回は、全国から415点の作品が寄せられた。作品展では、この中から入賞した12点と入選作80点を展示。作品を通して、全国各地の丸ポストに出会うことができる。 丸ポスト金賞「雨宿り」 撮影者:磯野宏樹さん 金賞作「雨宿り」=上写真=は、江戸時代の町並みが残る千葉県香取市の小野川 ...
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2022/11/2
北多摩5市の魅力発見 科学館でたまろくとウィーク
多摩北部5市で運営する多摩六都科学館で、8日㈫から来月18日㈰にかけて、「たまろくとウィーク」が開催される。市ごとに週を分け、その期間は該当市の在住・在学・在勤者は入館料が半額の260円(4歳から高校生は100円)になる。日程は以下の通り。 8日~13日=東村山 15日~20日=東久留米 29日~12月4日=清瀬 12月6日~11日=小平 12月13日~18日=西東京 期間中、「たまろくと特産品コーナー」がミュージアムショップに登場するなど、5市に関わる企画が複数ある。 また、日曜日に限り、該当市の主要駅 ...
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2022/9/5
グルメも集結「どんこい祭」 東村山の魅力満載9/17、18
東村山市の魅力を知ってほしい――17日㈯と18日㈰、同市市役所そばの天王森公園(本町3の45)を会場に「どんこい祭」が開かれる。 地域活性化を目的に開くイベントで、うどん、黒焼きそば、ラーメンほか、ご当地フードも集結。ダンスパフォーマンス、音楽演奏などもある。キッズパークも。 17日は夜市として、午後8時まで開催。 詳しくは実行委員会(☎042・394・0511)へ。 ◎どんこい祭り
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2022/9/5
生誕150年 平櫛田中展 17日に記念トークイベント
近代彫刻の巨匠の生誕150年を記念した「平櫛田中展」が、17日㈯から11月27日㈰まで小平市平櫛田中彫刻美術館で開かれる。入場料1000円、小中学生500円。火曜休館。小平市制施行60周年記念事業。 17日には、午後1時30分から同館そばの放送大学東京多摩学習センターを会場に「記念トークイベント」も行われる。同館館長で孫の平櫛弘子さんや学芸員が出演。当日先着86人(午前10時から同館で整理券配布)。無料。 詳しくは同館(☎042・341・0098)へ。 ◎小平市平櫛田中彫刻美術館
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伊藤 勇