歪みが生じ、視力低下も進行していくようであれば、手術の適応時期と考えられます。
現在、多くの専門施設では極小切開硝子体手術で施行できます。具体的には、普段病院で採血する針より細い針で眼球に3~4カ所穴をあけて、眼球内に入ります。眼球内の硝子体と呼ばれる粘性、凝集性の強いゼリーを除去して、眼球の一番奥底の黄斑部にアプローチできるようにします。
膜などは透明なので、可視化できるように工夫をして、網膜に付着している黄斑前膜を極細の鑷子(せっし)で丁寧に剥がしていきます。
膜の増殖反応が強そうであれば、網膜の最外層である内境界膜(網膜は実は10層構造なのです)も剥がすことで、黄斑前膜の再発は防げるといわれていますが、この内境界膜を剥がすことと剥がさないことに差があるか否かは、研究結果がまだ一定していないため、ケースバイケースで術者にゆだねられる状況です。
剥がし終え、眼球内に異常がないことを確認したら、眼球に刺していた針を抜いて終了です。
体への負担は小さくなっている
以前は直径1ミリの穴のために縫合が必要でしたが、現在は直径が0.5ミリ以下のため、縫合しなくても問題ない場合が多いです。
硝子体手術は以前と比べこの10年で大きく改善され、侵襲が少なく施行できるようになりましたが、やはり人間の体に対する手術ですので、リスクも伴います。
各々違いますので、手術の際は医師にリスクを説明してもらうことをお勧めします。
2022/5/2
労働者協同組合法施行を前に――「医師 中村哲の仕事」上映など
労働者自身が出資し経営に携わっていける「労働者協同組合法」が10月に施行するのを前に、その在り方などを考える催しが企画されている。 6月10日㈮、11日㈯、7月16日㈯には、小平市ルネこだいらでドキュメンタリー映画「医師 中村哲の仕事・働くということ」の上映会が開催。東京で初上映という。関係者のトークも予定。 全日、午前10時から。日本社会連帯機構ほか主催。入場料1000円。 また、先行する事例や、実際の起業の仕方などをレクチャーする全6回の連続講座「仕事おこし、まちづくり講座in北多摩」も開講。6月16 ...
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2022/5/2
御門訴事件を朗読劇で 21日、事件の舞台でもある真蔵院で上演
明治時代初期にこの地域で起こった「御門訴事件」を題材にした朗読劇「武蔵野が泣いた日」が、21日㈯に、事件の舞台の一つでもある小金井市の真蔵院(関野町2の8の4)で上演される。 各地の郷土史を掘り起こして舞台化する活動を続ける「NSおらがまち工房」の主催で、西東京市などに暮らす演劇経験者らが出演する。 公演会場でもあり、実際の事件に関係する場所でもある真蔵院で、台本の読み合わせをする出演者たち 御門訴事件は窮状を訴えた農民が弾圧され、牢死者も出た事件。強訴にならないよう県庁の門の外から訴えたこ ...
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2022/5/2
5月22日、3年ぶり雨情まつり
雨情うたまつりが3年ぶりに開催――。 都立小平霊園に野口雨情の墓がある縁から、例年5月に小平市で開かれてきた「こだいら雨情うたまつり」。コロナ禍で昨年、一昨年と見送られてきたが、今年は22日㈰午後2時から小平市ルネこだいらで開かれる。 例年は地域で活動する音楽団体が参加してきたが、今年は「コロナ」対策として、プロ3組が出演。雨情の詩情を美声で堪能できる構成となっている。 出演者はソプラノ・メゾソプラノの姉妹「シュガーシスターズ」、ソプラノ歌手・瀧上美保さん、ポップス歌手・山本容子さん。 入場料500円。詳 ...
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2022/5/2
小平の農産物直売所で献血イベント
コロナ禍で献血量が減少しているなか、少しでも多くの人に献血に協力してほしいと、5月28日㈯、小平市の農産物直売所「小平ファーマーズ・マーケット」の第二駐車場で「献血」が実施される。 受け付けは午前10時から午後0時30分までと、2時から3時30分まで。 主催は東京小平ライオンズクラブ。詳しくは東京都赤十字血液センター立川事業所(☎042・529・0405)へ。
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2022/4/20
美しい新緑のなかで―― 5月3日、音楽など多彩にアースデイ
寄 稿 楽しみながら自然や平和を考えよう――5月3日㈫㈷、西東京市西原自然公園で「春の西原自然公園でアースデイ!」を開催します。 世界規模で地球環境などを考える4月22日の「アースデイ」に地域から参加するものです。 会場の同公園はかつての武蔵野の雑木林を再現する萌芽更新で知られています。特にこの季節は新緑が美しいです。 豊かな自然に囲まれながら、音楽やリサイクルなどを通して環境問題に触れましょう! ◎ネイチャートレイル自然体験 新緑の雑木林で、柔らかな木々の新緑とキンランをはじめ咲き始めた可 ...
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伊藤 勇